<1億画素ですってよ、みなさん。1億画素。iPhoneやGalaxyの最新モデルが1200万画素。その他、基本1200万画素前後で推移している中(Huaweiなど一部は4000万画素クラスのセンサーを搭載してはいるけど)、いきなり1桁違う1億画素。
<5連カメラでそのうちの1つは1億画素で、値段は約5万2800円(税別)という、突き抜けちゃったもの勝ち的なところもあるXiaomiの「Mi Note 10」。日本進出の第1弾として、インパクトのある1億画素モデルを持ってきたのはすごくよいと思う。
1億画素ってほんとに1億画素なの?
<1億画素。1億800万画素。メガピクセルに直すと、108Mピクセル。センサーサイズは1/1.33型。一般的なスマートフォンのイメージセンサーより一回り以上大きいけど、画素数はそれ以上に多いセンサーである。
<1億画素モードで撮ると、何と12032×9024ピクセル。かけ算すると1億857万6768ピクセルである。そんなセンサー、どこが作っているの?
早速1億総チェックだ
カメラアプリで108Mモードにすると1億800万画素で撮影できる
108Mモードで撮影したいつものガスタンク。サムネイルだと違いは全然分からないと思うけど
等倍に表示すると、ここまでデカくなる。画像には1/1600秒 F1.7 ISO108とあるけど、この値を信じてはだめかなと思う。この日の明るさなら、1/10000秒以上になるか、シャッタースピードが正しいならISO感度はもっとぐっと低いはず
<1億画素と一口でいっても、1億画素をしっかり出力できるセンサー、1億画素の細かさをちゃんと解像できるレンズ、そして1億画素という膨大なデータ量を処理できるプロセッサの3つがないと実現しない。さすがにレンズ的には厳しいのだが、その辺は頑張って処理をしていて、Mi Note10は予想したよりちゃんと解像できていると思う。
富士フイルムの1億画素センサー搭載中判ミラーレス一眼、GFX100で同じものを撮ったときの拡大図。曇っていても細ワイヤーや避雷針上部の股になっているとこもきっちり解像している
<100万円以上のカメラと比べてもアレなんだが、1億画素あればもうデジタル一眼はいらない、なんて言い出す人もでそうなので、一応同じ画素数でも実力差はあるよってことで。でも予想以上にいい写りだ。
1200万画素vs1億画素。1200万画素だともやっとしちゃう細かいところも1億画素だとちゃんと写っているのであった
まだ続きます、1億画素の作例