Nokiaが世界を制し、第一次中国メーカー台頭時代を迎える【2001年〜2005年】
<2000年頃の海外ではどのような携帯電話が使われていたのだろうか。日本ではカラーディスプレイを備え、カメラも搭載した携帯電話やPHSを若者でも使っていたころだ。海外のGSM圏、すなわち米国と韓国を除く多くの国では1990年代はNokia、Motorola、Ericssonが世界3大ブランドだった。
<2000年に入るとNokiaが一歩抜け出し、Samsungが急激にシェアを伸ばしていった。当時は欧州メーカーも多く、Alcatel(アルカテル)、Siemens(シーメンス)、Sagem(サジェム)といったブランドがアジアを含むGSM圏で広く製品を販売していた。NECやパナソニックも一定の認知度を持ち、ソニーも海外向けに携帯電話を販売していた。
NECが海外で出したカード型フィーチャーフォン「N900」2003年に登場した「Nokia 6600」は当時世界のスマートフォンの代表作だった
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