mobilephones
記事

高コスパの「Redmi Note 9T」と「Redmi 9T」、価格差の理由を実機で探る

沿って mobilephones 04/10/2022 628 ビュー

左がRedmi 9T、右がRedmi Note 9T。ディスプレイはどちらも、約6.53インチのフルHD+(2340×1080ドット)液晶を搭載しています

持った感じはほぼ同じ。画面の見え方に違いアリ

厚さはRedmi Note 9Tの方がほんの少しだけ薄いものの、持った感じのサイズ感はほとんど同じです。画面が大きく見やすい代わりに、それなりに重さもあるスマホといった印象。

ベゼルの細さはどちらも同じくらいで、Redmi Note 9Tはインカメラが画面の左上にありパンチホール型、Redmi 9Tは中央上にありドロップ型と、ノッチの形状が異なっています。

指紋・顔認証OK。フェリカはRedmi Note 9Tのみ

どちらも電源ボタンが指紋認証センサーを兼ねていて、ほかに顔認証も利用できます。指紋認証センサーの反応速度は体感ではほぼ同じで、どちらもまったくストレスなくロック解除が可能。

このほかRedmi Note 9Tはシャオミのスマートフォンでは初めてフェリカを搭載していて、おサイフ機能が使えます。背面にはそのことを示すマークもプリントされています。

高コスパの「Redmi Note 9T」と「Redmi 9T」、価格差の理由を実機で探る

カメラは3眼と4眼。写真の違いをチェック!

カメラはRedmi Note 9Tが3眼、Redmi 9Tが4眼で、4,800万画素のメインカメラに200万画素のポートレート(深度)カメラ、200万画素のマクロカメラは同じですが、Redmi 9Tには加えて800万画素の超広角カメラも備わっています。

一方でデジタルズームは、Redmi Note 9Tの最大10倍に対して、Redmi 9Tは最大8倍。また動画はRedmi 9TがフルHD/30fpsまでなのに対し、Redmi Note 9Tは4K/30fpsに対応。さらにRedmi Note 9Tにだけ、簡単にショートムービーが撮影できるVlogモードが備わっています。

それでは実機で撮影した作例を見ていきましょう(下記の作例は1,200ドットにリサイズ。クリックで4,000ドットの原寸大を表示できます)。

Redmi 9Tのズーム機能

Redmi Note 9Tのズーム機能

名前はややこしいけど使い勝手は結構違う

CPUはRedmi Note 9TがMediaTek Dimensity 800U、Redmi 9TがクアルコムのSnapdragon 662を搭載。いずれもミドルレンジ向けですが、筆者が試した限りでは動画やゲームを楽しむのに特にストレスを感じるようなことはありませんでした。

ただ比較してみると、アプリの起動時間やタッチへの反応速度はRedmi Note 9Tの方が少し速い印象でした。どちらもメモリは4GB、ストレージは64GBで、バッテリーはRedmi Note 9Tが5,000mAh、Redmi 9Tが6,000mAh。同じように使っていてバッテリーの減り方が極端に違うということはありませんでしたが、確かにRedmi 9Tの方が容量が大きい分、少し電池持ちが良いように感じました。

名前もスペックも似ていてちょっとややこしいRedmi Note 9TとRedmi 9Tですが、5Gやフェリカへの対応、デュアルSIMの有無やバッテリー容量など、スペックからわかる違いのほか、ディスプレイの色鮮やかさやカメラの使い勝手、アプリ起動にかかる時間など、実際に使ってみると多くの点で違いを感じることができました。

特にディスプレイの明るさ、鮮やかさの違いは明らかで、ここは選ぶ際のポイントになりそうです。カメラはズームの切替がしやすく、広角もあってスナップ撮影がしやすいのはRedmi 9Tですが、夜景やセルフィーの明るさ、きれいさは、約4,000円高いRedmi Note 9Tに軍配があがります。

ただ、どのポイントも比較したからこそわかる違いでもあり、両者とも必要十分な性能を備えていて、使っていて不便さを感じるようなことはありませんでした。特に筆者はモバイルSuicaをよく使うので、お手頃な価格帯のRedmi Note 9Tでフェリカが使える恩恵は大きいと改めて感じました。

Redmi Note 9TとRedmi 9Tの主な仕様

製品名Redmi Note 9TRedmi 9T
OSMIUI(Android 10ベース)
CPUMediatek Dimensity 800UQualcomm Snapdragon 662
メモリ4GB
ストレージ64GB
外部メモリ(microSD)最大512GB
ディスプレイ約6.53インチ(2,340×1,080ドット液晶)
メインカメラ【3眼】有効画素数約4,800万画素+約200万画素+約200万画素【4眼】メイン4,800万画素+超広角800万画素+マクロ200万画素+深度200万画素
サブカメラ有効画素数約1,300万画素800万画素
デジタルズーム最大10倍最大8倍
本体サイズW77×H162×D9.1mmW77.3×H162.3×D9.6mm
重さ約200g約198g
おサイフケータイ
バッテリー容量5,000mAh6,000mAh
Wi-FiIEEE802.11a / b / g / n / ac
Bluetooth5.15.0
フルセグ/ワンセグ-/-
防水/防じん-/-
有線インタフェースUSB Type-C

著者 : 太田百合子

おおたゆりこ

テックライター、エディター。インターネット黎明期よりWebディレクションやインターネット関連のフリーペーパー、情報誌の立ち上げに携わる。以降パソコン、携帯電話、スマートフォンからウェアラブルデバイス、IoT機器まで、身近なデジタルガジェットと、それら通じて利用できる様々なサービス、アプリケーション、および関連ビジネスを中心に取材・執筆活動を続けている。

この著者の記事一覧はこちら

関連記事

OPPOラボ OPPO Reno A、マイナンバーカードに対応できないことが確定

回線契約をしていないユーザーにスマホを販売するドコモの戦略