たまたまだけど、今のニーズに合致するタフさ。
京セラより、過酷な環境で使える二つ折りのパカパカ携帯電話「DuraXV Extreme」が発売されます。これはアメリカ国防総省制定規格、MIL-STD810Gに準拠しており、IP68粉塵で1.5mの高さからコンクリートへの耐衝撃性を持ち、水深2mで最大30分の水没に耐える防水性を誇ります。
とにかくタフなフィーチャー・フォン
公式サイトには、「DuraXV Extreme」はMIL-STD810Gに準拠しているので粉塵、衝撃、振動、極端な温度、風雨、低圧動作、太陽光照射、塩霧、湿度、凍結融解、氷結/凍結雨といった激しい状況に耐えられると記されています。
京セラは、これまでにもタフなスマホ「TORQUE G04」や二つ折りガラケー「TORQUE X01」といったモデルを作ってきた経験があるので、そのDNAをもったフィーチャー・フォンがこれなのでしょう。
スペック
機能面はOSにAndroidを搭載し、自由に設定できるSOSキーや、よく使うアプリを呼び出すショートカット・ボタンを側面に備えています。CPUは64ビットで1.2GHzのQuad-Core A53を搭載し、取り外し可能な1,770mAhの充電池は1日もつほどの容量で、最大18.3日間の待機時間、使用時間は最大9.5時間。エコ・モードならさらに長くなります。
画面は2.6インチのQVGA液晶と、外側には1.08インチで102×90ドットのモノクロ有機ELを搭載。そしてカメラは500万画素。またWi-FiとBluetooth 4.2で接続ができ、FMラジオが聞けて最大で10台のWi-Fi機器と同時接続、テザリングも可能です。
エタノールやイソプロピルアルコールで拭いてもOK!
SLASH GEARの話では、京セラは中性石鹸、ウェットティッシュ、70%までのエタノール、消毒用IPAにも耐えると言っているそうな。携帯電話は素手でベタベタ触るので汚いという点と、新型コロナ禍で誰もが手に触れるものについて過敏になっている点を踏まえると、躊躇なく消毒できるのはありがたいですね。
お値段は240ドル(約2万6,000円)で契約はverizonとのこと。アメリカではスマホが普及していることと思いますが、こんな状況なのでヒット商品になるかもしれませんね。日本での発売は、今のところ未定のようです。
Source: YouTube, KYOCERA, verizon via SLASH GEAR