mobilephones
記事

SoftbankとLINEMOにみる、YouTubeの解像度を少し下げてお金を貯める最近のトレンド節約術。気づけば数万

沿って mobilephones 22/02/2023 614 ビュー

Pocket

通信キャリアであるSoftbankが提供している格安プラン『LINEMO(ラインモ)』。

回線を通信キャリアからレンタルして運営を行っているMVNOとは異なるので、混雑する時間帯でも高速通信を行える事が一番の特徴。平日のお昼時に実測したところ『50Mbps』を超えました。

これ以上の通信速度を求めるのであれば、光回線を利用するか大本となるSoftbankを契約する必要があります。しかし本当にこれ以上の速度は必要なのか?

SoftbankでLINEMOと同等の契約を行ったらどれくらいのランニングコストが発生するかを調べてみました。

LINEMO(ミニプラン)Softbank(ミニフィットプラン)
データ量3GB~3GB
基本料金990円5,478円
3GB超過後の通信速度最大300kbps最大128kbps
通話料金22円/30秒22円/30秒
5分以内かけ放題550円880円
24時間かけ放題1,650円1,980円
契約事務手数料0円3,300円
契約解除料0円契約状況により異なる
MNP転出手数料0円0円

LINEMOの『ミニプラン』は月に高速通信出来るデータ量が『3GB』で基本料金は『990円(税込)』。Softbankの『ミニフィットプラン』は基本料金5,478円(税込)。

速度以前にここまで料金差があると、比較対象とするのは中々難しいですね。Softbankは3GB超過後の最大速度が128kbpsに制限されるのも注意点。月に発生するデータ通信が3GBで収まるという人は、問答無用でLINEMOを選択したほうが良いかと。

LINEMO(スマホプラン)Softbank(メリハリ無制限)
データ量20GB無制限(テザリング、データシェア子回線での通信は月間30GBに制限)
基本料金2,728円7,238円
データ量超過後の速度最大1Mbps最大128kbps
通話料金22円/30秒22円/30秒
5分以内かけ放題550円880円
24時間かけ放題1,650円1,980円
契約事務手数料0円3,300円
契約解除料0円契約状況により異なる
MNP転出手数料0円0円

メインとなるのがコチラ。LINEMOは『スマホプラン』でSoftbankは『メリハリ無制限』。LINEMOは月のデータ量が『20GB』に定められているのに対し、Softbankは『無制限』。

SoftbankとLINEMOにみる、YouTubeの解像度を少し下げてお金を貯める最近のトレンド節約術。気づけば数万

ただしテザリングでは月のデータ量が『30GB』と定められているので、あくまでスマートフォンに特化した使い方と認識しておきましょう。

1Mbpsは1秒間に送受信可能なデータ転送速度。データ量を示すbyteに変換すると0.125MBとなります。下りが50Mbpsの場合、10秒で6.25MB、60秒(1分)で37.5MB、60分(1時間)で2.25GB程度のデータを受信出来るという事に。

これ以上の高速通信を必要とするのは『ゲームのダウンロード』『超高解像度動画のストリーミング再生』以外思いつきません。ゲームのダウンロードは頻繁に行うものではないですし、4Kや8Kの動画はそもそもスマートフォンのディスプレイ側が非対応の場合がほとんど。

ただし『ストリーミング動画の再生』は速度以外にデータ量も重要になります。LINEモバイルが公表している内容を参考にすると、1080p(フルHD画質)のデータを1時間再生すると『2GB』のデータ通信が発生。LINEMOでは『20時間』程度で定められたデータ量をオーバーしてしまうことに。Softbankは『無制限』なので1080pで観続けられます。

LINEモバイルより

LINEMOは20GBを使い切ると最大『1Mbps』の通信速度に切り替わります。Softbankの最大『128kbps』と比較すればかなり実用的。ではこの1Mbps、どの程度の解像度で動画を観る事が出来るのでしょうか。

下りが1Mbpsの場合、10秒で1.25MB、60秒(1分)で7.5MB、60分(1時間)で450MBのデータを受信可能。実際に試すと480p(SD画質)程度までは問題なく再生出来ます。YouTubeが推奨している『持続的な速度』にも大体一致。

YouTubeが公表している推奨速度

動画の解像度推奨される持続的な速度
4K20 Mbps
HD 1080p5 Mbps
HD 720p2.5 Mbps
SD 480p1.1 Mbps
SD 360p0.7 Mbps

480p(SD画質)の動画をパソコンの画面で再生すると『画質がやや荒い』と感じるでしょう。しかしスマートフォン程度の画面サイズであれば別。

試しにYouTubeで再生解像度を『480p』『1080p』に切り替え(YouTubeアプリで1080pに対応する動画を表示。右上の●が縦に3つならんだアイコンから『画質』→『詳細設定』)てみてください。

YouTubeより

切り替えて画質の違いが『ハッキリと分かった』人はSoftbankを契約する価値があると思います。逆に『あまり違いが分からない』のであればLINEMOで十分。

一人で契約する場合、基本料金差は月に『4,510円』。年換算すると『54,120円』。2年で『108,240円』。ハイエンドのスマートフォンが1台買えてしまいます。

銀行にお金を預けても殆ど利息がつかない昨今だからこそ、大いに価値のある通信料金の節約。SB(Softbank)からLINEMOに乗り換えしてSD(480p)へ。普段観ているストリーミング動画の解像度を少し下げて、その分生活を豊かにしましょう。

この記事に関連するカテゴリー

格安SIM

格安SIMに関連する記事

関連記事

OPPOラボ OPPO Reno A、マイナンバーカードに対応できないことが確定

回線契約をしていないユーザーにスマホを販売するドコモの戦略