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Ant Group(螞蟻集団)は29日の株価を設定し、(上海と香港での)重複上場では345億米ドルを調達し、史上最大規模の上場となる、と CNBC が報じた。
Ant Group は、香港で1株80香港ドル(約1,080円)で16.7億株の新株式を発行し1,336億香港ドル(約1.8兆円)を調達、上海では1株68.8人民元(約1,070円)で同量の株式を販売し1,149億人民元(約1.8兆円)を調達する予定である。価格設定に基づくと、Ant Group の評価額は3,130億米ドル。
Ant Group の情報は、は Saudi Aramco 上場に調達額290億米ドルを超え、史上最も大きいIPO になる。
Ant Group は11月5日に香港で取引を始めると予定されているが、上海上場の詳細は明らかにされていない。また、シンガポールの政府系ファンド GIC と Temasek Holdings は両市場での上場時株式買付に参加する。
Alibaba(阿里巴巴)は、子会社の Zhejiang Tmall Technology(浙江天猫技術)を通じて7億3,000万株のA株を購入することで合意しており、これにより、Alibaba は Ant Group の推定33%の持分を維持することが可能となった。
一方、Ant Group は、香港で株式を販売する銀行に引受手数料として最大1億9,800万米ドルを支払うことになる。
NetEase(網易)やJD.com(京東)など他の中国のテック企業は、香港の取引所に上場してすでに数十億ドルを調達している。
【via Tech in Asia】 @Techinasia
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