業界でNo. 1を狙うだけじゃなく、コンデジ市場を過去のものとしそうな勢いと性能。
新しいスマホを選ぶとき、どんなポイントを見ていますか、みなさま。SoCのスペック、大事。メモリ容量、大事。そしてカメラの性能も重視していませんか。
その視点でいくのであれば、今期は「HUAWEI P20 Pro」に注目すべきでしょう。背面パネルに備わる3眼がとらえて切り取る世界の麗しさといったら、尋常ではないほどに凄まじいのですから。
グローバルでこの端末が発表されたとき、ギズモードでは主にそのスペックを見て「鬼ヤバい」と表現しました。実際に触れてみると、その高性能をAIまかせで手軽に活かせてしまう、知識がなくともイージーに使えてしまう。ユーザビリティも高く仕上がっていることもまた驚異的でした。
世界初の背面トリプルカメラはLEICAのDNAを持つ
今期のAndroidスマートフォン勢の中でも、「HUAWEI P20 Pro」のカメラ性能は一歩秀でている感じ。なにせアウトカメラのレンズ&センサーが3組あるのですから。もちろん、スマホとして世界初です。
ここではわかりやすいように、背面3組のカメラをトリプルカメラと称しましょうか。いずれも独特の個性を持ったカメラで、名門カメラブランド・LEICAとの共同開発によるもの。LEICAのロゴとともに VARIO-SUMMILUX-H 1:1.6 - 2.4/27-80ASPHというレンズ銘が記されており、LEICAが培ってきたレンズ技術や写真のセンスが投影されていることがわかります。
具体的な仕様はこちら。
右:約800万画素望遠カラーカメラ f2.4 35mm判換算80mm相当中:約4000万画素カラーカメラ f1.8 35mm判換算27mm相当左:約2000万画素モノクロカメラ f1.6 35mm判換算27mm相当
また、約4000万画素カラーカメラのセンサーサイズは1/1.7インチ。スマートフォン界では最大クラス! センサーサイズが大きいとそれだけ光を受け取れる面積が増えるため、暗い場所でも綺麗な写真を撮りやすくなるんですよ。その上、トリプルカメラの中でもメインとなる中央のカメラは約4000万画素。30万円超えの一眼カメラ・超級コンデジでしか達成できていない解像度ですよ。
後世、スマホのカメラ事情の授業があるとしたら、「HUAWEI P20 Pro」の前と後とで歴史が変わったと教わることになるかも。それくらい革新的な作りだと思います。
AIアシスト機能があなたの写真力をUPさせる
「HUAWEI P20 Pro」のキーポイントはハードウェアとしてのカメラだけではありません。現在レンズがとらえている眼前のシチュエーションをシーン認識して、自動で適切なカメラ設定をしてくれたり、最適な撮影モードにチェンジしたりするAIアシスト機能も強力。シーン認識にかかる時間はほとんど一瞬。オートフォーカスでピントが合うと同時に、たとえば「この被写体は植物だな」といったように「HUAWEI P20 Pro」が判断して色のノリを良くしてくれます。
超性能なトリプルカメラをAIのアシストによって手軽に使えてしまうところが「HUAWEI P20 Pro」の真の強み。
「HUAWEI P20 Pro」を誰かに向ければ、「人を撮るんだね!よしっ!」とポートレートモードに自動でチェンジ。背景を大きくボカしながら撮ろうと(ユーザーにはナイショで)努力してくれます。
逆光気味のシチュエーションでも怖くありません。ビューティレベルを設定すれば肌を明るく撮ってくれるからね! レフ板代わりに白Tシャツで太陽の光を反射させたり、フラッシュを使わずとも、綺麗に撮れます。ユーザーは意識を被写体に集中し、ベストなシャッターチャンスだけを狙えばいいのです。
またポートレートは望遠側のレンズを使うとその良さが出てきますね。レンズが作ったリアルなボケに加えてデジタル処理のボケが加わって、被写体がふわりと浮き出る立体感を出せますから。
「HUAWEI P20 Pro」を色鮮やかな果物がずらり勢揃いなロールケーキに向けると、すかさず「フードモード」に変わりました。ホワイトバランスをクリームの白に合わせ、滑らかな雪を思わせる白さに。シロップでコーティングされたフレッシュフルーツの色味が生き生きとしてきました。
あえて、カフェにあるような黒いテーブルの上で撮ったのですが、その黒が明るく見えるほどに調整しているのがわかります。
飯テロ推進派にとって、ライティングなどをいちいち考えずに美味しそうな一皿を撮れるメリットは無限大でしょう。「あなたのゴハン写真、なんか、こう、もうちょっとがんばって…」と友だちや家族からクレームがきちゃう方にとっても、「HUAWEI P20 Pro」はいいパートナーとなってくれるはず。
なお認識できるシチュエーションは19カテゴリもあります。ほかにも猫、犬、グループ写真、クローズアップ、文字、花火、舞台・ライブといったシーンを見極め、その都度最適なモードや設定に変更してくれます。
スマホ手持ちで風景や夜景が撮れてしまう衝撃
手ぶれ補正にもAIはフルで働きます。もともと望遠レンズに光学式の手ぶれ補正機能が備わっていますが、さらに歩いたときの上下ブレなどをAIが認識して、動きが少なくなるように補正してくれるんですよ。
ポテンシャルは十分に高いですね。前後に動き、四方に「HUAWEI P20 Pro」を振っても、映像はビシッとしたまま。風景を撮るために使うのであれば、もうジンバルは使わなくていいのでは?
では写真撮影時に、AIが実現した夜間の手ぶれ補正能力をご覧いただきましょうか。この写真、4秒かけて撮影したものなんです。だというのにブレ感が、ない! もちろん手持ちでノー三脚。普通ならジンバルなりを使うべきシーンですよ。驚くべき、いや恐るべき能力です。
面白いのが画角やレンズの設定は日中の撮影時と変わらないのに、解像度が7296x5472ピクセルの約4000万画素ではなく、3648x2736ピクセルの約1000万画素となるところ。
これは約4000万画素のセンサーを1000万画素センサーとして使う「4 in 1 ライトフュージョン」という機能が使われているから。ファーウェイはこの機能を「4つのピクセルをまとめ、受光感度を高める」と説明しており、実際に夜景撮影とは思えない低ノイズっぷりを発揮しています。
左はAIを使わず、普通に撮影したときの写真です。建物下のエリアの明るさを基準としているため、建物そのものは暗く沈んでいます。スマホではこれはもう仕方ない…はずでした。
右は「HUAWEI P20 Pro」を「夜景モード」にチェンジさせて撮った写真です。明るいところは明るいまま、暗いところも極力明るく捉えています。白く飛んでしまっている部分もありません。
厳密にいうと「HUAWEI P20 Pro」の「夜景モード」撮影は、低ノイズセンサーまかせの撮影でも、ずーっとシャッターを開いたままの長時間露光撮影でもありません。少しずつ明るさを変えていった何枚もの写真を重ね合わせて、全体が明るいのにザラザラさが少ない写真に仕上げます。だから、一眼カメラですら三脚などの撮影グッズが必要なシチュエーションであっても、手持ちでラクーに撮れるのです。
裸眼ではほぼ真っ暗。暗い空の手前に、やはり黒く沈んだ木々があるのが把握できるくらいの暗さ。そんなシチュエーションでも、「HUAWEI P20 Pro」の「夜景モード」はディティールを残そうとしてくれます。左がAIを使わずに撮影した写真で、右が「夜景モード」で撮影した写真です。
連写&合成という撮影スタイルゆえに動きのある被写体の撮影は難しいのですが、これはこれで、あらたな表現方法を編み出したくなる気もしてきますね。
明るさを細かくコントロールするならプロモードで
AIを使った設定オートメーションの撮影は手軽でいいもの。しかし全体的に明るくしてしまうという“個性”が強めです。
明るくすべきところは明るく、暗くしたいところは暗く。写真も表現の1つゆえに、自分でコントロールをしたいという気持ちもあるでしょう。そのときはマニュアルで各種設定を行える「プロモード」を使ってみましょう。ISO値にシャッタースピード、ホワイトバランスにオートフォーカスの方式などなど。普通のデジカメと同じように狙いどおりの写真となるように設定できます。
必ず超高精細で滑らかな約4000万画素で撮りたい! いや輪郭がクッキリとする約1000万画素で撮りたい!といった願いも「プロモード」なら。ばっちし。
黒く沈んだ夜の都市群も、それはそれで絵になりますし。
自然なボケ味が麗しい望遠カメラを使う? 低ノイズなメインカメラを使う?
AIまかせが基本な「HUAWEI P20 Pro」ですが、ズームの使い分けは意識してみる価値があります。ズームのオンオフに応じて3つのカメラの挙動が変わり、撮れる絵も変わってくるからです。
上掲のお祭りの写真は、望遠カメラの光学3倍ズームを利用して撮影しました。35mm判換算で約80mm。ポートレート撮影に適したといわれる望遠域ですが、街中スナップ撮影でも使いやすくてステキ。ちょっとだけ遠くにある被写体をグッと引き寄せることができます。光学&デジタルの合わせ技なボケも自然味あふれるもの。フルサイズ一眼か「HUAWEI P20 Pro」を使わないと、この立体感は出せないでしょう。
等倍では約4000万画素の高解像度で撮影することもできますが、ステキセンサー&ステキレンズの性能が丸わかり。ご覧ください、手前の大理石柱の複雑な模様を事細かに写し取っています。
しかも、モノクロカメラとメインのカラーカメラにはf値1.6・1.8という明るいレンズが使われているので、暗い場所でもISO感度を上げなくてOK。先ほどご紹介した「夜景モード」は数秒以上その場に立って撮影を続けなければなりませんが、この写真は「写真モード」で撮影しています。要は、普通のスナップ感覚で夜に撮影することもできるということ。ものの数秒と思うかもしれませんが、場所によっては意外とストレスを感じるんですよね。ま、それでも要三脚だった環境と比べると段違いのラクさではありますが。
カメラだけではありません。NFC搭載で防水、バッテリーもタフ
いままでカメラ機能を見てきましたが、「HUAWEI P20 Pro」はトータルで見てもよくできたスマホなのです。
SoC:Huawei Kirin 970(オクタコア)メモリ:6GBストレージ:128GBバッテリー容量:約3900mAhディスプレイ:約6.1インチ有機EL(1080x2244ピクセル)USBコネクタ:USB Type-C質量:約180g
バッテリー容量はもともと多めですが、バッテリー持ち時間は約135時間(※)とのこと。…長すぎでは? AIを活用して低消費電力化を実現している模様。OSも最新のAndroid 8.1となっており、エネルギーマネージメントの効率をアップさせているとのこと。
防水性能はIPX7で、キッチンのシンクに落としたくらいでは問題ナシ。またおサイフケータイにも対応(FeliCa搭載)しています。日常の使い勝手のよさにも配慮しているわけですね。
興味深いのがワンセグ非搭載なところでしょうか。日本で販売されるのは、グローバル版ではなく日本版にカスタマイズしたモデルですが、あえての非搭載です。受信料問題オールクリアです。この仕様を重要視する方もいるでしょう。
カラーバリエーションは、今回紹介したミッドナイトブルーとブラックの2色。
「AIのせいで仕事がなくなる」という声があります。しかしAIが得意としているのは、人間がすでに編み出したテクニックの超高速利用です。いままで時間のかかっていた作業を短縮化して、人間は他の作業に時間を費やすことができるという未来をもたらすものです。
「HUAWEI P20 Pro」のAIもそういう印象です。ファーウェイとLEICAが持っていたカメラ・レンズの技術と、素敵な写真のセンスを誰でも使えるようにしたスマホだと感じます。
もちろんプロセスを学ぶことは大事だし、そこには多くの喜びがあります。でも「撮る」という目的のみを達成させるのであれば、よりイージーなほうがGOOD。より多くの人が幸せになれるはずです。設定が難しいから写真を撮るの、やめた。そんな悲しいケースを1人でも少なくできるはずです。
テクノロジーの進化によって、写真の撮り方、接し方を変えようとしている「HUAWEI P20 Pro」。実は、日本国内ではNTTドコモのみの販売となります。うおお、専売ですか。やるなー。他キャリアの回線を使っている人も、これはそわそわしちゃうのではないでしょうか。
今まで以上にキレイな写真が撮れるスマホが、こんなにもワクワクする存在になるだなんて。発売日は6月下旬予定。すでに予約はスタート! 購入キャンペーンも開催されているので、いち早く手にしたいカメラマンたちよ、お急ぎを!
HUAWEI P20 Pro 購入キャンペーン
対象期間中に店頭またはドコモオンラインショップでHUAWEI P20 Proをご購入され、キャンペーンにご応募いただいたお客様で先着10,000名様に、dポイントを5,000ポイントプレゼント。
※応募方法等の詳細は発売日以降、下記キャンペーンサイトからご確認下さい。
キャンペーンサイトURL:http://huawei-cpn.jp/購入対象期間:発売日~2018年8月31日(金)応募対象期間:発売日~2018年9月10日(月)
※本キャンペーンはファーウェイ・ジャパンの提供です。
※平均的なスマートフォン利用(インテージ社2015年6月調査データを基に算出)があった場合の電池の持ち時間です(NTTドコモ調べ/メーカー調べ)。実際の利用状況(連続通話や動画を大量にダウンロードした場合など)によってはそれを下回る場合があります。
Photo: 小原啓樹, 武者良太Image: ファーウェイ, 武者良太Video: YouTubeSource: NTTドコモ, ファーウェイ
(武者良太)
訂正[2018/06/01]バッテリーの持ち時間を修正しました。
訂正[2018/06/04]バッテリーの持ち時間について注釈を付しました。