仕事でヘトヘトになった日の夜、アプリからの通知や電話の着信に煩わされたくないですよね? そんなときお世話になりたいのが、iOSの「おやすみモード」。コントロールセンターでボタンをタップすれば有効になり、以降朝まで通知や電話の着信を知らせる音/振動にジャマされずゆっくりと過ごせます。
iOS 12では、その「おやすみモード」が強化されました。これまでは名前どおり夜間に利用することが前提でしたが、カレンダーに登録したイベントの間だけ有効にするなど、昼間でも便利に使えるようになりました。
工夫次第でいろいろ使えそうなのが、移動を検出するとおやすみモードを解除する機能です。時間帯に関係なく自宅でゆっくりしたい、お店で食事しているときはiPhoneに気を使いたくない、そんなとき移動を検知するとおやすみモードがOFFになるよう設定すれば、その場を離れると自動的に通常どおり通知/電話着信を知らせるようになります。
操作はかんたん、コントロールパネルの「おやすみモード」ボタンを長押しすると現れる「この場所から出発するまで」をタップすればOKです。ただタップしただけではこの項目が現れず、翌朝になるとおやすみモードが解除される通常設定となります。
なお、電車や車で高速移動中にこの機能を使うと、期待したとおりに動作しないことがあります。実際、筆者が地下鉄乗車時に「この場所から出発するまで」をタップしたところ、おやすみモードはONになりましたが、駅をいくつ過ぎてもOFFになることはありませんでした。数十メートル歩くなど、振動を伴いつつ移動しないと自動OFFにはなりませんから、過信は禁物です。