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iPhoneの不調を改善する「リセット」の使い方

沿って mobilephones 16/11/2022 532 ビュー

iPhoneの「リセット」というと、人に譲ったり下取りに出したりする際にデータを全て消す作業で、日頃使うことはないものと思われがちです。しかし、実はリセットにもいろいろな種類があり、微妙な不具合の改善に際に役立つ「リセット」もあるのです。今回は「リセット」の種類と使い方についてご紹介します。

iPhoneの「リセット」メニューは、「設定」→「一般」の中に入っています。

使う機会がありそうなものからご紹介していきましょう。

「ネットワーク設定をリセット」の機能と使い方

「ネットワーク設定をリセット」は、ネットワーク接続の不具合が続く際に実行すると改善する可能性があります。

「ネットワーク設定をリセット」では、Wi-Fiの接続設定、構成プロファイル、一部のVPN設定が削除されます。また、「設定」→「一般」→「情報」で割り当てたデバイス名が「iPhone」にリセットされます。

リセット後はそれまで利用していたWi-Fiの接続を再設定する必要があります。なお、モバイル通信接続の設定(携帯電話会社の通信を利用するためのプロファイル)は削除されません。

キーボードの変換学習をリセット

「キーボードの変換学習をリセット」は、キーボードの入力候補に不要な単語が出る場合や、誤変換が学習されてしまった場合に実行します。文字を入力しようとするとキーボードが落ちてしまう場合にも改善が期待できます。

iPhoneの不調を改善する「リセット」の使い方

リセットされるのは、通常利用する中でiPhoneが自動的に学習した変換候補です。手動でユーザー辞書に登録した単語は削除されません。

ホーム画面のレイアウトをリセット

「ホーム画面のレイアウトをリセット」は、ホーム画面上の標準アプリ(iPhoneに最初から入っているアプリ)を元の配置に戻す機能です。ホーム画面を整理したい場合に活用できますが、一概にはおすすめできません。

標準アプリ以外のアプリは、2枚目以降の画面に数字・アルファベット・ひらがな・漢字の順に並べ替えられてしまためです。よく使うものなどは手作業で再配置が必要です。また、自分で作成したフォルダは解除されます。

位置情報とプライバシーをリセット

「位置情報とプライバシーをリセット」は、地図などの位置情報取得に不具合がある場合に実行すると、改善が期待できます。

実行すると、現在の位置情報をリセットして再取得するほか、各種アプリへの「位置情報サービス」利用許可が初期状態に戻ります。そのため、位置情報を使うアプリを開いた際は「(このアプリ)に位置情報の使用を許可しますか?」のポップアップが表示されます。

「すべての設定をリセット」の機能と使い方

「すべての設定をリセット」は、iPhoneの動作が不安定な場合、再起動が続く場合などに実行すると、改善する場合があります。

アプリやコンテンツを消さずに、iPhoneの各種設定を使用開始時の状態に戻す機能で、リセットされるのは下記の項目です。

Apple IDおよび撮影した写真や動画、ダウンロードしたアプリ、メールやLINEなどの中身はリセットされず、そのまま使い続けられます。なお、実行前にはバックアップを取ることをお勧めします。

「すべてのコンテンツと設定を消去」の機能と使い方

「すべてのコンテンツと設定を消去」は、iPhoneの内容を完全に初期化する機能です。人に譲ったり下取りに出す前に実行します。

消去される項目は、Apple IDや各種アプリ、設定、写真などのデータなどすべてです。まだ使う場合に間違って選択しないようご注意ください。

なお、必ず「iPhoneを探す」をオフにしてから実行しましょう。

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