10年前はなかった「ノーコード」という言葉が、いま必要とされ注目されている
平野洋一郎氏(以下、平野):「kintone」を提供されて、今、10年ですよね。最初の頃は「ノーコード」とは言っていなかった。
青野慶久氏(以下、青野):はい。そんな言葉がなかったです。
平野:なかったですよね。今日のお話は「Platio(プラティオ)」についてですけれども、最初の「ASTERIA Warp」というデータ連携のソフトもノーコード・ゼロコーディングなんですよね。当時はあまりノーコードという言葉がなくて、ここまで注目されてなかったですけど。これだけ注目されてきたということは、実は私たちは今、こういうふうにアピールしなくても、気が付いている人が世の中に随分出てきたということじゃないですかね。
青野:そうですね。やっぱりこれ、日本だけじゃないですもんね。世界中でこのノーコードツールが注目されてて。ITがこれだけ社会に浸透してきていて、すべてがITになってきた。もう今までのようにパソコンソフトだけではなくて、世の中のありとあらゆるものがITベースになってきた。その中でどう考えても人材足りないよねと(笑)。
平野:はい。
青野:これ、どうやってIT社会を維持するの?
平野:それが「ノーコード」ね。
青野:ノーコード。
平野:けっこうやっぱり名前って大事ですね(笑)。前からやってきたんだけれども、注目を浴びてそこに名前がついて、さらに広がっていくっておもしろいですね。
青野:ええ。