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ドコモに聞く

沿って mobilephones 15/10/2022 634 ビュー

■初めて公開したサービス

――20日に公開された「復旧エリアマップ」ですが、これは事前に提供されることが決まっていたのでしょうか。提供の経緯から教えてください。

里見氏

4月11日時点の宮城県沿岸部石巻市周辺における復旧エリアマップ。濃いグレーは4月中旬、次いで濃いグレーは4月中旬~下旬、薄いグレーは5月以降に復旧予定のエリア

――いつ頃から取り組まれていたのでしょうか。

里見氏

――そして公開が20日ですから……。

里見氏

――ユーザーからはどういった反響があるのでしょう。

上原氏

――当初公開した地図から、どういった変化が加わっているのでしょうか。

堂前氏<4月からは復旧の目処を追加しました。また、無料の充電サービスなどはアイコンで表示していますが、同じ場所に複数のサービスを展開している場合、アイコンが重なってしまいますので、重なって見づらくならないよう、少しずらして見えやすくなるよう工夫しています。

上原氏

NTTドコモ情報システム部の堂前氏(左)と里見氏(右)

――「復旧エリアマップ」では移動基地局車の場所なども明らかにされていますが、更新はどういったタイミングで行われているのでしょうか。

里見氏<19時時点の情報を19時半までにまとめ、翌朝3時~4時に公開しています。運用側としても、輪番で夜勤を行っています。

――担当されている方々は、どの程度の人数になるのでしょうか。

里見氏

上原氏

――今回の復旧作業において、エリアのシミュレーションはどういった形で進められているのでしょうか。

清本氏

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■被害状況の把握、復旧までの流れ

――当日の被害は、どのような形で推移していったのでしょう。設備の被害状況は東京ですぐ把握できたのでしょうか。

里見氏

――復旧エリアマップは、市町村などの行政区域、あるいは単純な塗りつぶしではなく、具体的に示されていることが特徴に思えます。被災地のエリアはどういった流れで復旧が進められているのでしょうか。

情報システム部の上原氏(左)と無線アクセスネットワーク部の清本氏(右)

清本氏

――なるほど。たとえば停電で止まっている基地局の場合、復旧するまでどういった流れになるのでしょうか。

清本氏

■「使えない場所」「復旧予定時期」を示す

――以前からドコモでは、利用できる場所を紹介する「エリアマップ」を提供していますが、そのシステムが利用されているのでしょうか。

上原氏

――ユーザーからすれば、「使えないエリア」という情報は、“あと1km歩けば使えるのか”とわかりやすいです。

上原氏

里見氏<3月までは「使えないエリア」を示す形でしたが、4月に入って復旧予定も追加しています。この復旧予定の時期を明示するという構想は最初からありました。具体的に時期を公表できるだけの精度になったことで追加したことになります。

――3月30日の会見で、復旧手段として大ゾーン方式などが紹介されました。ユーザーからすると「利用できる」ということに変わりはありませんが、意地悪な見方をすれば、1つの基地局でカバーする人数が増える大ゾーン方式は、通常とサービス品質に違いがある、とも言えると思います。そうした品質の差は「復旧エリアマップ」に反映されていません。

里見氏

清本氏

――フィーチャーフォン(従来型の携帯電話)からスマートフォンへの移行が増えつつありますが、そうした動向は、今回のような状況において何らかの影響はあるのでしょうか。

清本氏

■普段からの取り組み

――他社に先んじて情報を提供する形となりましたが、それを実現できた理由はどう捉えていますか?

里見氏

上原氏

清本氏

上原氏

――「新たに入れなければいけないデータ」とは何でしょう。

堂前氏

上原氏

4月4日時点の復旧エリアマップ。気仙沼市の南にある、宮城県南三陸町の歌津駅周辺を拡大したところ。パラボラアンテナは無料の衛星携帯電話サービス、アンテナを伸ばした携帯電話は無料の携帯電話サービスを提供している場所。他に移動基地局車や無料充電サービス、ドコモショップのアイコンもある

――今回の経験は、今後、どういった形で活かされることになりますか。

里見氏

――なるほど。今日はお忙しいところ、ありがとうございました。

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