2022年の市場投入が噂されるApple Watch Series 8(仮)には血糖値測定機能が追加されるとの予想もありますが、それを可能とする次世代センサーをアップルのサプライヤーが開発中とのウワサが報じられています。
台湾の電子部品業界情報誌DigiTimesの有料記事によると、アップルとそのサプライヤー(EnnostarとTaiwan Asia Semiconducto)が健康機器によく使われる短波長赤外線センサーの開発に取り組んでいるとのことです。この新型センサーはApple Watchの背面に実装される可能性が高く、血液中の糖分量を測定できるようになると伝えられています。
Apple Watchは代を重ねるごとに健康関連機能が充実しており、2018年発売のSeries 4では心電図機能が、2020年のSeries 6では血中酸素ウェルネス機能が追加されています。初代では心拍数や日常の主要なアクティビティを計測できるに過ぎませんでしたが、今や(一部モデルでは)転倒を検出して緊急通報することや、不規則な心拍の通知機能まで備えている進化ぶりです。
そして次世代のApple Watch Series 8には非侵襲性(注射針で採血する必要がない)の血糖値測定センサーが搭載されるとのウワサもささやかれています。アップルを顧客とする英スタートアップは様々な健康関連数値をモニタリングできるリストバンドをテスト中であり、The Wall Street Journalもアップル社内で将来に向けて研究していると伝えていました。またアップル自身も血糖値測定に言及したユーザー調査を行っており、少なくとも搭載の可能性を探っていることは確かだと思われます。
しかしWSJは同時に、アップルは血糖値測定センサーの開発に「苦労している」として、ここ数年間はあまり進展がないとも述べていました。同じく血糖値測定機能の追加が噂されたサムスンのGalaxy Watch4も結局は実現しておらず、ハイテク巨人の2社にとっても荷が重い課題なのかもしれません。
記事執筆時点では、Apple Watch Series 8がどのような仕様になり、現行モデルからどこが変わるかは謎に包まれています。今年10月に発売されたApple Watch Series 7ではディスプレイが広くなり、充電が高速化し、バッテリーも少し大型になりつつも、噂されていたフラットエッジ(端が角張る)方向でのデザイン刷新はありませんでした。
Apple Watch Series 8では、そうした「Series 7に来なかったもの」がやって来ると期待したいところです。
Source:DigiTimes
via:MacRumors
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