端末購入前にチェックすべきポイントを知っておきましょう!
携帯電話全体に対するスマートフォン(iPhoneも含む)の国内販売台数は、2011年6月に5割を超えました。また、各キャリアが開催した2011年冬~2012年春モデルの発表会ではAndroidスマートフォンがラインナップの過半数を占めており、販売台数比率も普及率もさらに上がると言われています。そこでまだ携帯電話を使っている人も、「そろそろAndroidスマートフォンに機種変しようか…」と考えることも多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、基本に立ち返ってAndroidスマートフォンを買う前に店頭やカタログでチェックしておきたいポイントを紹介したいと思います。
目次
主なチェックポイント
Androidスマートフォンをショップの店頭やカタログでチェックするとき、特に以下の7つのポイントに注意しましょう。
店頭でAndroidスマートフォンをチェックする場合、行き先は量販店かキャリアの直営ショップのどちらかになると思います。現在はどこで購入しても価格はほとんど変わらないため、チェックに行く先はどこでもかまわないでしょう。
ただ、キャリアの変更も視野に入れているなら全キャリアを取り扱っている家電量販店が便利ですし、キャリアを変更したくないのであれば、スタッフの知識が豊富な直営ショップの方が良いでしょう。
なお、モデルによって標準でインストールされているアプリの違いがありますが、アプリは後からいくらでもダウンロードできますので、あまり気にすることはないでしょう。
※お店によって、また機種によって実質の価格に差がある場合もあります。価格や維持費については、機会があれば触れてみたいと思います。
本体のサイズ/重さ/厚み
Androidスマートフォンは、モデルによってサイズの違いがかなりあります。そこでまずは実機を手にとって、そのサイズや重さ、厚さを確認していきましょう。どれがベストなのかはその人の手の大きさや好みなどによって変わりますので、持ちやすいモデル、持って違和感がないモデルを探していきましょう。なお一般的には、モックアップ(実物そっくりに似せた模型)でもサイズや重さ、厚さは実機と同じに作られています。そのため、店頭に実機がないときはモックアップで試しても問題はありません。
操作性
Androidスマートフォンは、基本的にボタンが3つしかなく、ほとんどがタッチパネルでの操作になります。特に携帯電話から機種変更される方にとって、初めての体験になるでしょうから、実際に触ってみてうまく操作できるか確認するのをおすすめします。しかし、店頭で自由に触れるのはモックアップであることが大半です。それでは指で触った時、どれくらい早く動作するのかわかりません。その場合、欲しいモデルを絞り込んでから、実機やデモ機を触らせてもらうのがベターです。購入してから、動作が遅い、反応が悪いとなる前に、直接指で触ってみてサクサク動くストレスのないものを選びましょう。
もちろん、文字を入力するときもタッチパネルでの操作になります。しかし、最近はNTTドコモの「AQUOS PHONE slider SH-02D」やauの「AQUOS PHONE IS11SH」、ソフトバンクモバイルの「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH J」のような携帯電話でテンキー入力に慣れた人向けの、テンキー付きモデルも発売されています。テンキーではなくパソコンのように文字入力をしたいという人には、QWERTYキーボードを搭載しているモデル(auの「REGZA Phone IS11T」)も選択肢として用意されています。
防水機能の有無
これまで防水機能を持つAndroidスマートフォンは少なかったですが、2011年冬~2012年春のラインナップでは7割ものモデルが防水に対応しています。普段使う分にはあまり気にする必要はありませんが、万が一のことを考えると防水機能付きの端末を持っている方が安心して使うことができると思います。また防水機能があれば、湯船に浸かりながらAndroidスマートフォンをいじるといった使い方も可能です。
防水機能付きの端末を楽しむ方法はこちらをご覧ください。
フィーチャーフォンの機能の有無
従来の携帯電話、いわゆる「フィーチャーフォン」でほぼ当たり前となっていた機能でも、Androidスマートフォンには搭載されていない機能も多くあります。その代表格が「おサイフケータイ」「赤外線通信」「ワンセグ」です。特にこれまでの携帯電話で『Edy』や『モバイルSuica』などの電子マネーを使っていた人は、それが引き継がれないと非常に不便だと思います。また、簡単にメアドや電話番号を交換できる赤外線通信も必須だと感じる人も多いのではないでしょうか。暇つぶしによく「ワンセグ」を視聴しているという人にとっては、ワンセグ機能も大きなポイントとなるでしょう。
ちなみに、このような機能は日本独自に進化してきたものですので、サムスン電子やHTC、モトローラなど、海外メーカーが製造しているモデルには搭載されていないことが多いようです。
バッテリー持続時間
Androidスマートフォンを実際に使ってみると、携帯電話と比べてバッテリーの減りがものすごく早いことに驚きます。長時間外出することが多い人は、できるだけバッテリー容量が大きなモデルを選びましょう。店頭やカタログで「mAh」という単位のものを探してみてください。「バッテリー容量が大きい=持続時間が長い」と一概には言えませんが、目安にはなると思います。なお、バッテリー消費量を抑えるアプリや外部バッテリーなどもありますので、それらを併用するのも良いでしょう。
バッテリーについてはこちらをご覧ください。
アプリの保存容量
携帯電話の購入時に、端末の容量を気にして買うことは少ないと思います。そもそも、スペックとして表示されていないのではないでしょうか。しかしAndroidスマートフォンでは、端末の「容量」も重要なポイントになってきます。というのも、アプリは端末にインストールされるからです。なかにはSDカードへインストールできるアプリもありますが、端末にしかインストールできないアプリの方が多いようです。
容量は2GBあれば十分困りませんが、たくさんのアプリを楽しみたい人はより容量の大きな10GBを超える端末を選びましょう。
本体価格
昨年まで、本体価格が5万円を越えるのは当たり前という世界だったAndroidスマートフォン。それが最近では、分割払いを選ぶことで月々決まった金額がキャッシュバックされ、各キャリアとも実質0~数千円で最新モデルが買えるようになっています。しかしこれは24ヵ月払いを選択した場合だけ。2年間はキャリアを変更できないという縛りが発生します。とはいえ一括払いで買うと、今でも3万円~10万円程度がかかります。そこで「2年間の縛りはイヤ。でも安く買いたい!」という人は、2011年春より前に発売された旧型モデルを購入するという選択肢もあります。もしそのように割り切ることができれば、一括払いでも数千円~2万円前後で買うことが可能です。
旧型モデルを購入するにあたって注意したいポイントは、端末のAndroidのバージョンが2.2以上かどうかということ。なぜなら、バージョン2.2以上であれば、Flashの完全対応(Webサイトのアニメーションが再生されるなど)や、本体にしか保存できなかったアプリのデータがSDカードに移行できるなど利点が多いからです。店頭やカタログでバージョンを調べるには、プラットフォームやOSと書かれた欄を見ましょう。
Androidのバージョンについてはこちらをご覧ください。
さいごに
店頭に行けばモックアップや実機が触れたり、店員さんに話を聞けるので、欲しい機種が明確に見えてくるはずです。その前に「andronavi」でも情報を集めておくと、なおさら良いでしょう。自分に一番あったAndroidスマートフォンを探してみてください。
機種変更に悩んでいる方は、こちらも参照ください。
端末を購入したら、こちらも参照ください。