スマホの電源は、つけたままで大丈夫なのでしょうか? いちいち電源をオフにするのは、めんどくさいですよね。
この疑問を持ったのは私だけではないようで、米Lifehacker読者のWiliamさんが、次のような質問をくれていました。
スマホの電源をオフにするデメリットは?
興味深いテーマです。
まず、ほとんどの人(99%)が、スマホの電源を入れっぱなしにして使っていると思われます。いちいち電源を切らなければならないスマートフォンなど意味があるでしょうか?
夜中に緊急の電話があったら? また、スマホを目覚まし時計にしている人もたくさんいるのではないでしょうか?
一般的に言えば、スマホやタブレットの電源を入れっぱなしにしても問題はないと考えられます。スマホはそうした使い方を想定して作られているはずです。
また、あなたがスマホやタブレットの電源をオン、オフしたことが故障の原因だとは思えません。少なくとも、目に見えない消耗や摩耗(ときどき床に落としたこととか)のほうが悪影響を与えているはずです。
また、スマホやタブレットは可動部品を含んでいません。ですので、内部部品にひずみが生じるとしたら、要因は温度変化による膨張、縮小ぐらいしかありません。
たとえば、グラフィカルで負荷の高いゲームをプレイして(あるいは太陽の下に長時間放置して)から電源を切ったり、冷たい場所に移動させたりすると、内部部品にひずみが生じる可能性はあります。
ほかにも、部品のはんだ付けがゆるむなどの問題も考えられますが、かなり稀なケースでしょう。
もともと、こうしたデバイスは内部温度が多少、変動することを想定して設計されています。電源を切る(または入れ直す)ことで起こる小さな温度変化が、デバイスにダメージを与えるのかどうかは私にはわかりません。
バッテリーは他の部品とは違うかもしれない
そして、これまでの議論では、まだ「部屋の中の象」、つまりバッテリーには触れていません。スマートフォンに含まれるすべての部品の中で、ストレスの影響を一番受けやすいのはバッテリーだと考えられます。
たとえば、スマホをこの先何週間か使う予定がないときは、バッテリーを少し消費してから電源を切るようにしてください。
それから、再充電をする前にわざわざバッテリーを使い切る必要はありません。この古くからある迷信を真に受けないようにしてください。
スマホのオンオフはデバイスの寿命には関係ないかも
バッテリーの問題は、ご質問いただいた「デバイスの電源を切るべできか否か」とはあまり関係がありませんが、私にとって一番気になる問題です。
私なら、デバイスの電源を切るべきか、切らざるべきかで悩むよりは、バッテリーに問題が起きないように気を配ります。
事実、この質問(デバイスの電源をオン/オフすることについて)について調べているときに見つけた研究の多くが、バッテリー寿命との兼ね合いを問題としており、ほかの部品にはほとんど言及がありませんでした。
強いて言えば、スマートフォンの電源を切ることは、あなた自身の健康にとっては望ましいことだと言えるかもしれません。
ですが、デバイスの電源をオン/オフすることが、デバイスの寿命を縮めるという報告は見つかりませんでした。
ただし、全く影響がないとか、あなたのデバイスに起きたことを否定しているわけではありません。デバイスの電源を切ることとは、無関係の何かが問題を引き起こした可能性があるということです。
相関関係は因果関係を意味しない、と言ってもいいかもしれません。
電源を切るかわりに、おやすみモードを活用してはいかがでしょうか?
あくまで一個人の事例に過ぎませんが、私はデバイスの電源は基本的に切らずに使っていますが、そのことで問題が起きたことは一度もありません。私と一緒にワイルドサイドを歩きませんか?
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Image: Lifehacker US
Source: Mic
David Murphy - Lifehacker US[原文]