製品がダメってわけじゃあないんです。ただノット・フォー・ミーであることを見抜けなかっただけなんです...
ギズモードみたいなメディアをやっていると、やっぱり世間一般よりかは買い物のペースはあがりますよ。あれがほしい、これもほしい、気絶して目が覚めたらなんか家にあった...などなど。
もちろん、満足できる出会いも多いわけですが、中には「あれ、早まったかも...?」な失敗もあります。
このコラムでは、そんなモヤモヤをまとめて供養しました。みなさまの参考になれば幸いです。
Garmin Lily
親にスマートウォッチをプレゼントしたら大失敗だった件。
運動不足解消のきっかけになれば、と父へGarminのGPSスマートウォッチ「VENU SQ」をプレゼントしたのが去年のクリスマスでした。喜んで使ってくれたことに味を占め、今年の誕生日には母にもGarminの女性向けスマートウォッチ「Lily」をプレゼントしました。
ところが使いこなせず、母は大パニック。ストレス解消に運動習慣を促進するどころか、スマートウォッチそのものがストレスになってしまったようです…。
ガジェットのせいではなく、単にユーザーのニーズやキャパに合致していなかっただけのこと。残念ですが送り返してもらい、そのまま中学生の娘に譲ったところ、青海波の柄入りレンズをとても気に入って肌身離さず着けてくれています。親にガジェットを贈る前に、まずは相談…ですねえ。
(山田ちとら)
BOB & BRADのマッサージガン
今年は腰痛が悪化したのをきっかけに、90cmあるヨガポール(背中と骨盤用)、テニスボールと同じ硬さのマッサージボール(腸腰筋ほぐし用)、そしてアマゾンで評判が良かったBob and Brad(アメリカで人気の理学療法士)のマッサージガン(ピンポイントほぐし用)をいっきに爆買い。それまで使っていたフォームローラーもあわせて、いつも以上に筋膜リリースに打ち込んでいました。
それから何ヶ月か経ったいま、1番よく使ったのはフォームローラーで、徐々に使わなくなったのがマッサージガンでした。フォームローラーはわりと広い範囲を自分のペースでゴロゴロできるのに対し、マッサージガンはリズミカルなペースでドンドン響かせながら振動する感じがして、特に腰痛にねらいうちしようとすると骨盤や背骨にあたったり、背中までうまく手が回らず表面だけ滑った状態になったり、これで肩叩きしてもらおうとすると頭の方まで振動が響く感じが気になるように…。
ただそんななかでも、ヒールで疾走した翌日にスネ周り(前脛骨筋)が筋肉痛になったときは、マッサージガンの方が「ココ!」という患部によく届いた感じがしました。せっかくなので、来年はもうちょっとうまく使い分け方を見つけていきたいなと思います。
(Rina Fukazu)
Lenovo IdeaPad 3
Chromebookは出始めの頃にA社のを買ったんですが、もっさり感が強くて触らなくなっていました。今年は日本でも人気だったので進化したのかも!と二度目の購入です。
でもお店で最初に買った再生品はファイル削除のゴミ箱すら表示されなくて即返却。次にすすめられて買ったLenovo IdeaPad 3も徐々にタッチの反応が遅くなってきました。
つなぎの役目は十分果たしてくれたんですが、独立したDeleteキーがないのはやっぱり慣れなかったです。虫眼鏡+BackSpace同時押しのタイミングがずれるとランチャーがぬっと出てきて。カタカナ変換も、虫眼鏡+太陽キー同時押しと気づくまでに少し時間がかかりました。時刻からカレンダーが表示されないので日付の確認も面倒。
致命的なのはTwitterもFacebookもGizの入稿画面も、入力が途中で狂ったり、一切できなくなることです。ニュースサイトで動画を押しても音声が再生されなかったり。個体差かもですが互換性の問題なのかなと感じました。
Pixelで撮った写真が同期されるのは便利なので本当はこれ1台で年を越したかった…(泣)
(satomi)
elgato WAVE:3 マイク
いや、モノはすごく良かったんですけどね。配信向けデバイスでおなじみのelgatoのUSBマイク「WAVE:3」を購入したのですが、残念ながら手放すことにしました。
最近は動画収録の機会が増えたので、ちょっと頑張って購入した「WAVE:3」。その音質や付属ソフトウェアの使い勝手は最高でした。特に、ミキシング機能が他社を圧倒している印象です。
しかしですよ、ガジェットのレビューって机のない三脚上のカメラの方向を向いて喋ったり、あるいは机の前でもちょこちょこ動き回ってアングルを変えたりと、意外と静止してないんですよね。するとWAVE:3の目の前にとどまることが難しく、必然的に収録音量が動画内でばらばらになってしまうという事態に…。
代用手段として、しばらくは有線のラベリアマイクを利用する予定です。その後は、もし予算があれば「DJI Mic」あたりを導入したいかも。
(塚本直樹)
Dyson Supersonic Ionic
風力の強烈さが魅力的なダイソンのドライヤー。
発売当初から使ってきましたが、最近本体のお尻からケーブルが生えている部分が猛烈に熱を持つようになりました。その原因は、ケーブルの捻じれによる内部の断線。中尾彬さんのマフラーみたいな状態が常だったため、そのシワ寄せが接合部に来ていたのです。
この故障はよくある事らしく、もしメーカーに修理を頼むと2万2,000円程と結構なお値段です。お風呂上がりの子供の肌に触れると泣くほど熱いようで、火災の原因になるのも怖い。直してもまた同じことを繰り返すのは面倒なので、残念ながら処分することになりました。
同じものを使っている皆さんも、教訓として「コードは真っ直ぐ!」を心掛けてください。結構お高いドライヤーなので、壊れると大損(ダイソン)しちゃいますからね。
(岡本玄介)
サンコー 後付けトイレバブル洗浄機
ギズの記事でご紹介したあとすぐに自分でもポチった、サンコーのトイレに後付けできる泡洗浄器。細かい泡が出るのは素晴らしいのですが...それ以外は使い勝手がイケておらず、残念な思いをしています。
まず、タンクに充填した水と洗剤は、1日の終りにほぼ空っぽになってしまう点。あまりの早さに初日からビックリしてしまいました。また公式サイトのように、便器の左に設置するとタンク内部が見えないので、水の残量が目視できません(なので我が家は右に設置)。固定は粘着シートなのですが、一度はがすとダメになるテープのため貼り付けっぱなし。なので、設置箇所だけ掃除できなくなります。加えてタンクの接合部分が甘く、絶妙な位置で止めないとハマらない、と泡機能以外の部分が盲点でした。
他にもコスパを求めて、洗剤は100均より業務用スーパーでまとめ買いする必要があるのも隠れた苦労です。せっかく「トイレ掃除がラクになる」と思ったのに、毎日の充填などで結局あんまり楽できませんでした。サンコーは改良して次世代型を作ることがあるので、次に期待です。
(岡本玄介)