mobilephones
ブログ

サムスンのGalaxy S10シリーズ、使ってわかった6つの「優れたポイント」:製品レヴュー

沿って mobilephones 09/04/2022 937 ビュー

スマートフォンが、またしても“奇抜さ”を争うようになっている。そのトレンドの真っただなかにいるのがサムスン電子だ。2019年に入って折りたたみ式スマートフォンを披露[日本語版記事]したが、このほど発売された「Galaxy S10」もまた、新しいパンチホールカメラやディスプレイ一体型の指紋センサーといった独自の個性を放っている。

スマートフォン市場では、高級モデルの新しいカテゴリーが徐々に生まれつつある。サムスンの新しいGalaxy S10も、このカテゴリーに入りそうな製品だ。価格は基本モデルでも750ドル(約83,000円、日本ではキャリアによって異なる)。1TB(テラバイト)のストレージ容量を誇る最上位モデルでは、1,600ドル(約17万6,000円)にもなる。

折りたたみ式モデルの予定価格(1,980ドル=約21万8,000円)に匹敵するモデルこそないものの、どれも決して安いとはいえない。少なくとも2〜3年前に買った携帯電話から買い換えるわけでもない限り、アップグレードの検討には時間をかけたくなる価格だ。

サムスンのGalaxy S10シリーズ、使ってわかった6つの「優れたポイント」:製品レヴュー

1: 大きく見やすい“穴あき”ディスプレイ

このハイエンドのGalaxy Sシリーズには、3つのモデルが存在する。最も小さい5.8インチの「Galaxy S10e」、中位モデルの6.1インチ「Galaxy S10」、最も大きい6.4インチ「Galaxy S10+」だ[編註:S10eは日本未発売]。この3つのモデルは、多くのDNAを共有している。

最初に目につくのはディスプレイだろう。すべてのモデルがHDR表示に対応した鮮やかな有機ELディスプレイを搭載している。画素数が極めて多いことから、ディスプレイの隅に軽く触れただけでも非常によく反応する。上下左右どの端でもだ。

実際、表面積に占めるディスプレイの割合があまりに大きいので、ほかの機能を配置できる空間はほとんどない。「iPhone」のようにディスプレイ上部にノッチを設けてカメラやセンサーを配置することもできただろうが、それでは面白くない。

そこでサムスンは、ディスプレイの右上隅に小さな穴を開けた。同社はこのディスプレイを「Infinity-O Display」と呼んでいる。奇抜なアイデアだが、いまのところ個人的には気に入っている。

自撮り用のフロントカメラが埋め込まれたこの奇妙なパンチホールを、じゃまに感じたりうっとうしく思ったりしたことはない。目立たないように技術的にうまく処理されているからだ。この穴が気に入らない人は、上部が暗い色の壁紙を利用するか、ステータスバー全体を黒くして、穴が目立たないようにすればいい。

2: 秘密の新機能「バッテリー共有」

3つのモデルは、どれも「IP68」対応の防水性能を備えており、金属とガラスのサンドイッチ構造になっている。この構造は、サムスンとアップルがここ数年で普及させたものだ。確かに傷つきやすい(ケースを買うことをお勧めする)が、背面がガラス素材で覆われているおかげで、ワイヤレス充電と、秘密の新機能であるバッテリー共有が可能になっている。

関連記事

iPhone12シリーズ、全世界のスマホ売上の35%以上を占める~2021Q2

ZTEの折りたたみ型ガラホ「CYMBAL-T」は日本でも発売してほしい!