はるか遠い宇宙の、さらに一番遠いところについて。
月面着陸や火星旅行...「いつか宇宙に行ってみたい!」という想いは、誰もが一度は抱いたことがあるのでは? なかには「いままで誰にも打ち明けたことがないけれど、じつは宇宙の果てのことも気になっていたんだ...」なんて人もいるかもしれません。
今回のGiz Asksでは、そもそも“宇宙の端っこ”とはどこなのか、そこには何があるのか、宇宙の果てにたどり着いたらどうなるのか...などなどの素朴な疑問について宇宙論、物理学の専門家に聞いてみました。
キーワードはやはり、ビッグバン。宇宙の果てまで想いを馳せると、気になるのは“観測可能な宇宙”のさらにその先のこと。誰も知らない、見たことがない世界だからこそますます興味深いわけですが、そもそもわたしたちに答えを知る術はあるのか...。宇宙には端っこがあるのかないのか=宇宙は有限なのか無限なのかという大きなテーマにぶつかります。宇宙のはるかか彼方を考えるうえで、時間との関係性も忘れちゃいけません。
1. 宇宙の果て=観測の限界
Sean Carroll
カリフォルニア工科大学物理学研究教授 。とりわけ量子力学、重力、宇宙論、統計力学、基礎物理の研究に従事。
2. 宇宙に果てはない
Jo Dunkley
プリンストン大学物理・天体物理科学教授。宇宙の起源と進化など宇宙論の研究に従事。
3. 宇宙の果て=もっとも古い光のなかに見える何か
Jessie Shelton
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校物理・天文学助教授。天体物理学、宇宙論の研究に従事。
4. “端”は複数ある
Michael Troxel
デューク大学物理学助教授。観測的・理論的宇宙論の研究に従事。
5. 宇宙の果て=地平線
Abigail Vieregg
シカゴ大学カブリ宇宙物理学研究所助教授。
6. その答えはまだない
Arthur B. Kosowsky
ピッツバーグ大学物理学教授 。宇宙論、理論物理学関連の研究に従事。
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