ブラザー工業は2月15日、手書きのメモをインターネット経由でリアルタイムに共有できるiPad用アプリ「BuddyBoard」を発表した。BuddyBoardのユーザー同士ならば複数人でリアルタイムで書き込めるうえ、メモを見るだけならば普通のWebブラウザーが使える。Web会議やオンライン授業で併用すると、より効率的にコミュニケーションが取れる画期的なツールとして、今後注目が高まりそうだ。今回はテストマーケティングとして公開しており、登録や利用は無料。
BuddyBoardは、紙にメモするように使えるiPad用のメモアプリ。BuddyBoardの登録ユーザーを招待すれば、複数人で同時にメモを書き込め、リアルタイムで画面上に反映される。指やApple Pencilを使って手書きするほか、ノート上に写真や画像を加えることも可能。Webブラウザーを使えば、さまざまなデバイス上でほぼ遅延なく表示できるので、どのようなスマートフォンやパソコンでもメモを見られる(書き込みは不可)。
共有したノートは、事前に設定したパスワードを知っている人だけがアクセスできる。ノートのデータは、エクスポートして保存できる。作業の終了後にはクラウド上のデータは消去されるので、情報が漏洩する心配はない。
同社は、オンライン会議やオンライン授業で併用することで、情報の正確な伝達やコミュニケーションの効率化が図れるとしている。利用時のデータ通信量も少なく抑えているという。