もちろん、ファーウェイのSIMフリースマホが緊急地震速報などの「緊急速報メール」に対応している件については同社の公式Webサイトにも明記されており、このこと自体は問題がないどころかきちんと受信していたということになる。
ところが、ふと「HUAWEI Mate 9もきとんと緊急地震速報を受信するんだなぁ」と思いながら、そのHUAWEI Mate 9のバッテリー残量を見てみると、家を出る前には(ほぼ)100%だったはずの電池残量が20%になっており、家を出る前に比べて大幅にバッテリーが減っているのに気付いた。
普段は1日外出して帰宅したくらいではほとんど電池残量は減っていない。状況から推察するに、HUAWEI Mate9が緊急地震速報を受信した後、ディスプレイがずっと点灯し続けたために、バッテリーを消費したものと考えられる。
なお、この仕様についてはHUAWEI Mate 9以外のファーウェイのSIMフリースマホの多くで同様となっている模様だ(地震発生時に持っていた「HUAWEI Mate 10 Pro」でも緊急地震速報を受信できたものの、すぐにメッセージは消してしまった)。
HUAWEI Mate 9のバッテリー残量が残り少なく幸いにも今回の地震は緊急地震速報が配信されるほど大きな揺れではなかったので、この仕様が致命的な問題となるケースはほぼないように思える。また本来は常時使っている機種なら緊急地震速報が来てすぐに画面を確認して操作するので問題にはならないのかもしれない。しかしながら、緊急地震速報が配信されるような大きな地震・津波の被害にあった場合、すぐにスマホを手にすることができないケースも想定できる。そういったケースでは「手にした頃には充電が切れている」というケースになりかねない点には十分注意したいところだ。
一方で、NTTドコモのスマホは、災害発生時などにスマホの動作を必要最低限に抑える「非常用節電機能」(非常用節電モード/緊急時長持ちモード/緊急時省電力モード)に対応しており、緊急地震速報などを受信すると、これらのモードへ設定を変更することを促す(確認する)メッセージが表示される。
非常用節電機能を有効にすると、動作するアプリが制限されるほか、画面消灯中はデータ通信が制限されるなど、バッテリーを消費させないことを目的とした設定変更が行われる。なお、非常用節電機能を有効にした状態でも、音声通話着信は可能だ。
非常時でバッテリーを節約しながら必要な連絡を取りたいというケースでは役に立つかもしれないという意味で良い試みのように思える。これらのNTTドコモの「非常用節電機能」の対応機種などなどの詳細は以下のように公式Webサイトに公開されている。
こういった機能は普段はおせっかいとも思えることもあるものの、非常時には「あって良かった」と思えるかもしれないことを考えると、こういった細かい点でもSIMフリースマホと格安SIMでも良いという人とやっぱり大手携帯電話会社のほうが良いという人は別れるのかなと思われた。
Huawei 6.0インチ Mate 10 Pro SIMフリースマートフォン ミッドナイトブルー【日本正規代理店品】 [エレクトロニクス]HUAWEI2017-12-01-->-->-->-->-->-->-->記事執筆:shimajiro@mobiler■shimajiro@mobiler■HUAWEIスマホで緊急地震速報を受信したら注意すること
■関連リンク・エスマックス(S-MAX)・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter・S-MAX - Facebookページ・ファーウェイ 関連記事一覧 - S-MAX