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ニュース 崎山つばさ ドラマ『薄桜鬼』で主演「2022年は寅年なので、狩りをするように色々なことに挑戦できたらいいですね(笑)」<インタビュー>

沿って mobilephones 12/07/2022 797 ビュー

崎山つばさがドラマ「薄桜鬼」で土方歳三を演じる

崎山つばさが主演を務める「WOWOWオリジナルドラマ 薄桜鬼」が、2022年1月7日(金)より放送開始される。同ドラマは、幕末の動乱期を舞台に、崎山演じる新選組副長・土方歳三と、行方不明の父を探す少女・雪村千鶴(若柳琴子)が行動を共にしながら、「鬼の一族」や、人とは思えぬ恐ろしい所業を繰り広げる「羅刹」の謎と向き合いながら物語が進んでいくというもの。2008年に第1作目が発売され、TVアニメ、劇場版アニメ、舞台、ミュージカルなど様々な展開を繰り広げてきた女性向け恋愛アドベンチャーゲーム「薄桜鬼」の実写化となり、時代劇とダークファンタジーを融合したオリジナルドラマとして描かれる。【写真を見る】唇に手をやり、こちらをじっと見つめる崎山つばさ放送を間近に控えた崎山に、ドラマの魅力や役者としてのこだわりを聞いた。■生身の人間がやる意味、崎山つばさが演じる意味を見出していけたら――今作は、恋愛アドベンチャーゲーム(通称:乙女ゲーム)として人気の「薄桜鬼」の実写化となりますが、台本を読んだ感想から教えて下さい。見ている人が新選組に入ったかのような、乙女ゲーム特有の作りになっていて新鮮でした。それと、歴史上、切腹したとされている人が「薄桜鬼」では羅刹になっていたりと、史実(と虚構)を上手く取り入れているので、ゲームと歴史の両方を知っていると、より楽しめる作品になっていると思います。――土方歳三を演じるにあたって取り組んだことは?役作りをする前に、山本耕史さんが演じたドラマ「新選組!! 土方歳三最期の一日」や、司馬遼太郎さんの書かれた「燃えよ剣」など、新選組に関する作品をたくさん見ました。「薄桜鬼」という作品自体にも多くのファンがいらっしゃるので、作品に寄り添いつつ、実写化という生身の人間がやる意味、崎山つばさが演じる意味を見出していけたらと思いました。――様々な作品に触れて、土方歳三に対する印象の変化はありましたか?「鬼の副長」と呼ばれて、人を斬ることや、仲間に切腹を命じることもいとわないイメージが強かったのですが、それも新選組を統率するための決断であり、土方自身も、その決断を下すまでに心が揺らいだり悩むことがあったはずなんです。今作では信念を貫く強さと、そこに至るまでの心の動きや人間臭さといった背景を大切にすることも心がけました。■戦いのシーンは、どこか美しさを感じるように斬った後の佇まいも意識した――そして、主要人物として雪村千鶴が登場するのも、「薄桜鬼」ならではですよね。土方歳三が、女性と向き合う作品はあまりなくて、行動を共にする千鶴に対する目線も多く描かれています。あまり言葉数は多くないのですが、従来の男っぽさに加えて、どこかしら柔らかさを感じさせるような表現をしたくて、視線や表情にはこだわりました。それと、戦いのシーンは、どこか美しさを感じるようにしたかったので、斬る瞬間というより、斬った後の佇まいも意識したので、桜が散るような美しさが出せていたら嬉しいです。――敵対する「鬼の一族」や、羅刹との対立も見どころですが。CGも使われていて、鬼になる瞬間はかなりダークファンタジーです。特に、羅刹になってからの戦いは煙が上がるようなアクロバット満載なので期待してください。大きな扇風機で巻き起こす砂煙がとにかくすごくて現場は大変でしたが、時代劇、乙女ゲーム、ダークファンタジーと、色々な要素を楽しんでいただけると思います。■主演をさせていただく時は、どうしても少し背伸びをしてしまう自分がいます――主演作となりますが、気負いを感じる部分もあったのでしょうか?出来ることを最大限にやって、自分の課題をクリアする。そして次の作品にもつなげていくという意味ではどの作品も同じです。ただ、主演をさせていただく時は、どうしても少し背伸びをしてしまう自分がいますね(笑)。特に今作では、役柄としても“この人についていきたい”と思わせたり、背中で語るようなタイプなので、そういう男に近づきたいという思いは強かったかもしれないです。――共演者との関わり方についてはどうでしょう。特に今回のドラマは統率力が必要だと感じたのですが、僕にはその能力があまりなくて(笑)。でも、主演の時にマイルールにしているのが、キャストのLINEグループを作る“キッカケを作る”こと。意外と最初に言い出す時は勇気がいるんですけど、そこは頑張りました。でも、統率出来たのはそれくらいです(笑)。――共演者とは、現場でどのように過ごされましたか?コロナ禍での撮影だったので、ご飯に行く事などはあまりなかったのですが、たとえば、撮影所にジムがあったので、感染対策して筋トレをしたり。その中で「今、新選組っぽいな」と思う瞬間がありました。“(当時の新選組も)仲間と集まって体を鍛えたりしただろうな”とか。あと、久々にあった(伊万里)有くんは、もう役柄の風間千景になっていたので、役柄としては敵対するから“あんまりしゃべんないほうがいいのかな?”と思ったりして、不思議な感じでしたね(笑)。■もし自分が千鶴だったら、ちょっと悪い男に惹かれます(笑)――では、崎山さんご自身についても伺いたいのですが、土方歳三とリンクする部分はありますか?史実では、「副長の鬼ごもり」といって部屋にこもる時間があったようで、俳句を書いていたらしいんです。1人の時間を過ごしたいという衝動や気持ちには、とても共感出来ました。――ドラマ内には個性溢れる人物が登場しますが、個人的に惹かれる人物はどなたでしょうか?山崎烝(諸士調役兼監察)は、カッコいいと思いますね。電話もない、手紙もない時代に情報を集めて、新選組が動きを起こす時に伝える。一見、あまり目立たないように感じるけれど、山崎の存在に頼る部分がすごくあったんじゃないかなと。自分にはない部分なので、魅力的に感じるし憧れます。――では、ご自身が千鶴だったら誰に惹かれると思いますか?戦いの中で千鶴を守る人がいたり、行動を共にするなかで気遣って言葉をかける優しさを見せる人物もいたりと、基本的にはみんな優しいのですが、僕が千鶴だったら敵対する風間が一番魅力的に感じるのかな(笑)。ストーリーのことを考えるとまた違いますが、人物像だけをとると、色気あって一緒にいたら刺激がありそうな、ちょっと悪い男に惹かれます(笑)。さっき選んだ山崎烝と同じで、自分にないものに惹かれるのかもしれないです。――新選組というと「繋がり」や「絆」も語られますが、実生活において“この人のために頑張りたい”と思える相手や、そう思った経験はありますか?もう亡くなってしまったのですが、おじいちゃんです。祖父は映画が大好きで、特に東映の映画や、高倉健さんが主演された「網走番外地」とかをよく見ていましたね。僕が中学生になるくらいまで、テレビで放送されるといつもVHSへの録画を頼まれていました。だから自分が映画に出演するようになった時に“祖父のそのコレクションの中に自分の作品も入っていたら、すごく嬉しかったんだろうな”と思いましたね。今は叶わぬ夢ですけど、そこに並んでも恥ずかしくない役者になりたいという思いはずっとあります。■壁があったらとことんそれに向き合います。絶対に逃げたくないんです――今作の「WOWOWオリジナルドラマ 薄桜鬼」の中では、負傷したことで仲間の力になれなかったり、自分の力不足に悩む隊員の姿も描かれますが、思うように出来ない壁にぶつかった時はどうしていますか?とことんそれに向き合います。負けず嫌いなのもありますが、絶対に逃げたくないんです。だから、行き詰まっても“違う方法があるかもしれない”とか、“別の答えの出し方はないか”と模索しながら、何時間かかろうが、何日かかろうが、その問題や壁と向き合うのが自分には合っているんだと思います。――それでも無力感を感じる瞬間もあると思うのですが。ありますね。芝居も歌も“上手い”とか“すごい”と思う人はいっぱいますからね。でも、無力感を感じる要因は、誰かと比べたり、他の人を羨ましがったりするからだと思うんです。他人を羨ましいと思う気持ちも必要だけど、凹んだ時は「自分は自分で、その人になりたいわけじゃない。自分の中からしか生まれないものがあって、自分にしか出来ないこともあるはずだ」と思考を変えるようにしています。――では最後に、ドラマの放送日も近づき、2022年も始まりましたが今年はどんな年にしたいですか?寅年なので、狩りをするように色々なことに挑戦できたらいいですね(笑)。映像にしろ舞台にしろ、1つの作品が終わったら、もうその役を演じることはないんですけど、どの役柄も自分の中には生き続けていくと思っています。そして同じように、見てくださった方の中にもずっと残っていてほしい。それが出来るような役者に成長できるように今年も頑張ります。インタビュー&文=原千夏/撮影=阿部岳人

最終更新:WEBザテレビジョン

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