2021年第4四半期の世界スマホ出荷台数ランキングが明らかになった。日本国内はiPhoneのシェア率が圧倒的な高さを誇るが、世界的に見ると珍しく必ずしもそうでもない。しかしそのアップルが、世界スマホ出荷台数で首位を奪還した。僅差で争うのはサムスン(SAMSUNG)、続いて中国メーカーが猛攻をかけている。果たして2022年は、スマホシェアはどのように変化してゆくのだろうか。
世界スマホ出荷台数はアップルが1位に
アップル、世界シェア首位奪還!「世界スマホ出荷台数ランキング...の画像はこちら >>(Image:Urbanscape / Shutterstock.com)しばらく2位に甘んじていたアップルだがiPhone13の人気で首位を奪還
1月18日、市場分析会社のCanalysが2021年第4四半期の世界スマートフォン市場の調査結果を発表した。世界のスマホ出荷台数ランキングは次の通りとなった。
見事第1位に輝いたのはアップルだ。第3四半期では全出荷台数の15%に留まっていたが、第4四半期では22%を占めて首位に返り咲いた。圧倒的にiPhoneの所有率が高い日本人からすると意外な結果のようにも思えるが、むしろ特殊なのは日本のほう。Statcounterのデータによれば、日本におけるスマホのOS別シェアはiOSが67.42%(2021年12月時点)と多数派となっているのだが、中国やヨーロッパの国々でiOSのシェア率はAndroid OSの後塵を拝している状態だ。そのなかでの首位奪還は「iPhone 13」の人気と需要の高さを示していると言えそうだ。
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