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【iOS/Android対応】スマホの位置追跡をオン/オフする方法【2020年版】

沿って mobilephones 08/04/2022 851 ビュー

知らない場所でも迷子にならずにすみます。

スマートフォンの位置情報サービス、とても便利ですよね。その一方で、私がどこにいるか、いつも把握しているこいつって、ちょっと怖い…と思うときも。でも大丈夫。スマートフォンによる位置情報の追跡方法も変化しています。


最新のAndroid 10やiOS 13への更新がお済みなら、おそらくお気づきと思いますが、スマートフォンの位置情報データをアプリがどのように取り扱うかについてのリマインダーメッセージが、よく表示されるようになりました。ここでは、これらの新しいメッセージの意味とあなたが安心できる方法で位置情報が追跡されるように設定するにはどうすればよいかを説明します。

iOSで位置情報の追跡方法を細かく設定する

ではまず、iOS。先日登場したiOS 13から、アプリがあなたの現在地を常時追跡しているというメッセージが定期的に表示され、必要であれば、そこで設定を随時変更できるようになりました。選択肢は3つ。アプリにあなたの居場所の記録を常に許可するか、アプリを実際に使用している場合のみ許可するか、もしくは記録を拒否するか。

もともとこれは、アプリが初めて位置情報をリクエストした時に設定されたもので、そのときは位置情報の追跡を許可(この場合はさらに、バックグラウンドで位置情報を追跡してもいいかと聞かれることもあります)、または一度だけ許可(つまり、アプリが次回、あなたの現在地を知る必要が生じたときには再び同じメッセージが表示されます)、もしくは拒否することができました。

このようなダイアログボックスが表示された時は、必ず見出しの下の説明文を読んでください。ここにはアプリの開発者があなたの位置情報をリクエストした理由(たとえば、近隣のレストランを表示するためとか、現在地の天気予報を知らせるためなど)が表示されます。アプリがなぜ、自分の現在地を知りたがってるんだろうと不思議に思ったら、ここでその理由がわかるはずです。

現在の設定を確認したくなったら、iOSの「設定」で「プライバシー」をタップし、「位置情報サービス」を見てみましょう。あなたの位置情報にアクセスできるアプリの一覧が表示されます。そこからアプリを選択すると、位置情報が必要な理由と、「なし」、「次回確認」、「このAppの使用中のみ許可」、「常に」の最高4つの選択肢が表示されます。すべてのアプリが一日中あなたの後を付け回したいと思っているわけではありませんから、最後のオプションは表示されないこともあります。しかし、「常に」を選択したアプリからは先ほどの確認メッセージが必ず定期的に表示されます。

【iOS/Android対応】スマホの位置追跡をオン/オフする方法【2020年版】

iOSのさまざまなサービスへのデータの提供方法をコントロールするには「システムサービス」を使います。たとえば、「Homekit」と「iPhoneを探す」には現在位置を許可するが、「Apple Ads」や、あなたにとって重要な場所を把握するためにApple(アップル)が使用する「利用頻度の高い場所」には許可しないなど、サービスごとにデータを提供する、しないを設定できます。

また、位置情報サービス画面の一番上にあるスイッチを使って、iPhone全体の位置情報追跡機能をオフにすることができます。この設定をオフにすると、どのアプリもあなたのスマホの現在地を知ることはできなくなりますし、それを記録することもできなくなります。

Androidで位置情報の追跡方法を細かく設定する

位置情報追跡設定の精度といえば、AndroidはこれまでiOSに遅れをとっていましたが、 Android 10でほとんど追いつきました。ここではPixelに搭載されたストックAndroidのオプションを見ていきます。お使いのAndroidスマートフォンのメーカーによっては、メニューやラベルが多少異なる場合があります。

iOSと同様のリマインダーメッセージがAndroidに表示されることはありませんが、個々のアプリの位置情報追跡をオン/オフする方法はほぼ同じです。「設定」で「位置情報」、「アプリの権限」の順にタップすると、どのアプリがあなたの所在地を知りたがっているかを確認できます。

アプリは、あなたの位置情報を常に記録できるもの、実際に使用されているあいだだけ記録できるもの、位置情報をまったく記録できないものの3種類に分けられます。必要なアプリを、タップして設定を変更してください(すべてのアプリが位置情報への常時アクセスを必要としているわけではありませんが、なかには必要とするものもあります)。

残念ながら、iOSとは異なり、Androidでは位置情報を追跡する理由が簡潔に説明されていないので、自分で推測してみるしかありません。まあ、ほとんどの場合、理由は極めて明白ですが、もし疑問に思うことがあるのならば、アプリの開発者に問い合わせるか、アプリのリストをチェックしましょう(また、位置情報の追跡をオフにしてみて、アプリのどの機能が動かなくなるかを確認するという手もあります)。

あなたの現在地をスマートフォンから完全に隠すには、「位置情報」画面で「位置情報の使用」オプションをオフにしましょう。こうすると、アプリやGoogle(グーグル)は、あなたの現在位置情報にアクセスできなくなります。

GoogleはGoogleで、あなたがいつ、どこへ移動したかの追跡を許可してもらうために独自の設定を用意しています。この設定は、あなたのこれまでの行動に基づいて新しいお出かけ先を勧めたり、行った場所の評価やレビューを求めたり、あなたにそれまでの足取りを思い出してもらうために使われます。このようなことを望まない場合は、「位置情報」画面の「詳細設定」をタップして、Googleの「ロケーション履歴」をオフにしましょう。

ただし、インターネットへの接続に使用しているIPアドレスや、あなたがレビューした場所など、アプリは他の方法でもあなたの位置情報を把握し、記録することができますので注意してください。ここで説明したスマートフォンの設定が、すべての位置情報追跡オプションをカバーしているわけではありません。また、少なくとも一部のデータは、アプリを使用する代償として収集されます。

アプリは(それからAppleとGoogleも)、Wi-FiネットワークやBluetoothデバイスをスキャンして、あなたの現在地を突き止めることができます。このようなネットワークやデバイスが認識されると、そこからあなたの位置情報(たとえば、あなたがいつも地元の喫茶店のWi-Fiからログインしているといった情報)が提供されます。

Appleではこれらはすべて、iOSやiPadOSの位置情報サービスにまとまっています。Androidで、このような位置情報が追跡されないようにするには、「設定」の「位置情報」にある「Wi-FiのスキャンとBluetoothのスキャン」で停止します。

タクシーの配車依頼に天気予報と、私たちがスマホで行うことの大半では、現在地の情報提供がとても重要で、ユーザーの多くは、高い利便性と引き換えにプライバシーを自ら手放しています。つまるところ、「位置情報は責任もって使用します」というAppleやGoogle、アプリの開発元の言葉をどこまで信用できるかという問題なのですが……位置情報にアクセスできるアプリの数は少なければ少ないほどよいというのが実情でしょう。

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