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iPhone 8は完璧だが、「ちょっと退屈」かもしれない:『WIRED』US版レヴュー

沿って mobilephones 19/07/2022 862 ビュー

初めて「iPhone 8」と「iPhone 8 Plus」を手に取った場所は、オースティン近郊の蒸し暑い結婚式の会場だった。図らずも、新しいデヴァイスのストレステストには最高の状況である。

このiPhone 8には、ダンスフロアで酔っ払っているときでもうまく撮れるように設計された、新しいカメラが搭載されている。プロセッサーが速くなったことで、休憩時間にゲームをプレイするのも滑らかに動くようになった。また、充電もワイヤレス化によって簡単になり、夜が明ける頃に電池切れになって困る可能性も低くなっている。

すべてがうまく機能している──iPhone 8と8 Plusは、ほとんど完璧な電話だ。699ドル(iPhone 8)や799ドル(8 Plus)で、電話をかけ、ゲームをプレイし、写真を撮り、映画を観て、どこへでも連れていってくれて、すべてがいままでよりうまくできるデヴァイスが手に入る。

アップルは10年前、iPhoneによってスマートフォンのスタンダードを定義した。サムスンの「Galaxy Note 8」やグーグルの「Google Pixel」には申し訳ないが、それはいまでも変わらない。

iPhone 8は完璧だが、「ちょっと退屈」かもしれない:『WIRED』US版レヴュー

だが、もうすでに「時代遅れ」なのだ。アップルが、このほぼ完ぺきなモデルを発表したわずか数分後、同社はスタンダードを再設定してしまった。iPhone Xは、薄くなったベゼル(画面の枠)と顔認識機能、素晴らしいカメラを備え、8よりも大きな存在感を示している。

スマートフォンがどこに向かうか知りたいって? iPhone Xを見よう。iPhone Xはおそらく、あなたの電話が現在のような形である時代の、最後で最高のバージョンだ。そして、価格は1000ドルもしない(日本では税別11万2800円から)。いまのところ、これは素晴らしいニュースだ。

ガラスによって上品さが増したデザイン

“iPhone歴”では、2017年はアップルがiPhoneをマイナーチェンジする「S」の年であるはずだった。だが、iPhone 8は“7S”とは異なる。基本的な性能の向上だけでなく、アップルはいくつか大きな変更をした。

まずはデザインである。iPhone 8はガラスに包まれている。アルミニウム(ジョナサン・アイヴなら「アリューミニューム」と発音するだろう)が本体を堅牢に保ち、表と裏のガラスが上品さを演出する。もろくなるかもしれないが、より高級感が出るのは間違いない。

そのほかのデザインは、去年の「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」とまったく同じだ。ホームボタン、これもまだある。ヘッドフォンジャック、これもない。画面の周りにベゼルがあり、Note 8や「Essential Phone」などと比べると大柄に見える。

ほぼすべてがスクリーンというiPhone Xのデザインは、今後のアップルのラインナップ全体で主流になっていくはずだ。そう考えると、iPhoneがこのような外観になるのは最後になると考えていい。必ずしも大画面というわけではないのに、本体サイズが大きな8 Plusでは、特に時代遅れの感がある。

ワイヤレス充電は欠かせなくなる

そのほかの変更のほとんどには、おそらく気づかないだろう。アップルのTrue Tone技術で改善された画面は、どんな部屋にいても白が白く、そのほかの色が鮮やかに見えるようにホワイトバランスを調整する。色彩の幅も広がっている。さらに、BluetoothとLTE通信機能のアップグレードやスピーカーの改良など、進化は少なくない。とはいえ、“時代遅れ”になった手持ちのiPhone 7をゴミ箱に捨てさせるほどのものはないのである。

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