シャープAQUOSに独自の「Yahoo! JAPAN for AQUOS」を採用 | YouTube対応などを果たしたVIERA「TZシリーズ」 | テレビ版Yahoo! JAPANに対応した日立「Wooo UT 800」 |
■ アクトビラの元は「インターネットテレビ」
アクトビラのトップページ。ビデオ以外のさまざまな情報サービスを展開している |
■ アクトビラ型は「日本のテレビ」の標準機能に
パナソニック株式会社 デジタルAVCマーケティング本部 コミュニケーショングループ広報チーム 山口耕平氏 |
アクトビラのTSUTAYA TVではHD映像のダウンロード配信もスタート |
「今はまだ利用が少なくても、その気になれば月額料金も追加投資もなく、すぐに利用できるわけですから、敷居は非常に低い。テレビのチャンネルが増えたようなものです。事実、昨年末に『TSUTAYA TV』利用者にキャッシュバックキャンペーンを行ないましたが、予想以上に応募者が多かった。みなさん十分に興味はあり、きっかけがあれば利用したいと考えている、ということでしょう。アクトビラの方式は今後長く使われると見られ、その点も、『テレビを長く使いたい』と思われている方には魅力的でしょう」
■ テレビ版 Yahoo! JAPANはなぜ生まれたのか
テレビ版Yahoo! JAPANがスタート。各社のブラウザ搭載デジタルテレビで利用可能に |
<4月6日、ヤフー株式会社は、「テレビ版Yahoo! JAPAN」の開始を発表した。これは、前出の「デジタルテレビ ネットワーク仕様」に基づいてカスタマイズされたYahoo! JAPANのサービスである。現状では映像配信システムはもっておらず、検索サービスなどを中核とした情報提供を行なうものだ。最も基本的な仕様を使ったものであるため、アクトビラ ビデオやアクトビラ ビデオ・フルに対応しない、以前のテレビでも利用可能である。
「現在、テレビ向けのウェブがほとんどないのは、利用者が少ないから。放送連動などを考えれば、テレビで利用できるウェブ環境を整備することが重要です。そのためには、今回のテレビ向けYahoo! JAPANのような形で、利用者の利便性を高めていき、利用者そのものを増やしていくことが必要なのです」
R&D統括本部 プラットフォーム開発本部 EW開発部 坂東部長 |
■ 巨大な可能性を持つ「テレビ向け・オフィシャル映像配信」
「ならば、勝手にアップロードされたものを削除させる必要はないのでは?」と思われるかも知れない。だが、そうではないのだ。誰でもがコピーできる状態で映像を置いておくのと、「著作権保護された形で、自らのコントロールが可能な範囲で提供する」のとでは大きく異なる。例えば「次回までの1週間だけ見せたい」といったコントロールができるのは、自らの管理下で公開している場合のみである。
■ アメリカで広がる「ウィジェット」の採用
1月のCES東芝ブースで展示されたWiget Channel。eBayやCinemaNowなどさまざまなウィジェットを用意 | CinemaNowのウィジェット |
「もちろんアメリカの動きも見ていて、我々もスタディしています。あのような形になっているのは、アメリカの場合、ネット対応を『これから行なう』という事情が大きいでしょう」
VIERA上位モデルやポータブルTV/BDプレーヤー「DMP-BV100」ではYouTube再生に対応 |