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サウジアラビア、世界最大のテクノロジーイベント「LEAP22」でテクノロジーとスタートアップ事業へ64億米ドル超の投資を発表

沿って mobilephones 18/12/2022 527 ビュー

LEAP22 初日の様子

サウジアラビア通信情報技術省（Saudi Arabia's Ministry of Communications and Information Technology）は、2022年2月1日（火）～3日（木）にサウジアラビア・リヤド市で開催されている世界最大のテクノロジーイベント「LEAP」の初日に、未来のテクノロジーと起業家への64億米ドル超の投資を発表しました。これにより、サウジアラビアはMENA（中東・北アフリカ）地域最大のデジタル経済圏としてさらに確立されました。この投資と取り組みには、アラムコ・ベンチャー（Aramco Ventures）のProsperity7ファンドの10億ドルでの立ち上げや、NEOMテクノロジー&デジタル（NEOM Tech & Digital Company）からの未来技術に焦点を当てた10億ドルの投資などが含まれます。投資の一環として、NEOMは、住民やスマートギガプロジェクトの訪問者にサービスを提供する世界初のコグニティブ・メタバースXVRSと、ユーザーデータ管理を可能にする個人データ管理プラットフォーム「M3LD」の立ち上げを発表しました。サウジ電気通信会社（STC）は、サウジアラビアの急速に拡大するデジタルおよびクラウド分野を支援するため、地域の接続性とインフラに10億米ドルを投資する「MENA HUB」を発表しました。LEAPでは、キングアブドゥルアジズ科学技術都市（KACST）によるスタートアップ企業、投資、起業のための新しいプラットフォーム「ザ・ガレージ」の立ち上げも紹介されました。「ザ・ガレージ」は、国内外のスタートアップ企業を対象としたフルサービスの環境を整え、将来の主要テクノロジー企業への成長を支援します。世界で最も急成長している物流企業の一つであるJ&Tエクスプレスグループ（J&T Express Group）は、eWTP アラビア・キャピタル（eWTP Arabia Capital）とパートナー各社の共同で、20億米ドルの投資を行うことを発表しました。この投資により、J&Tはリヤド市にMENA（中東・北アフリカ）地域本部を設置し、スマート物流・配送施設の広範なネットワークを構築し、先端ロジスティクス拠点として、サウジアラビアの存在感を高めていきます。サウジアラビアは、MENA（中東・北アフリカ）地域で最大のテクノロジー市場であり、テクノロジー部門の規模は400億米ドル以上です。LEAP22で発表された新たな投資は、イノベーションを基盤とした経済への転換を目指す同国の継続的な計画の一環であり、すでにフィンテックとデジタルコンテンツにおいて地域で最も急成長する新市場の一つとなっています。サウジアラビア通信・情報技術大臣のアブドラ・スワハ（Abdullah Alswaha）閣下は、次のように述べています。「これらの投資と取り組みは、人と地球とMENA（中東・北アフリカ）地域の繁栄のために、デジタル経済の成長に向けたサウジアラビアの推進力を示すものです。MENA地域最大のテクノロジーとデジタル市場であるサウジアラビアのデジタル経済が、次のレベルに成長することを意味しています。」

サウジアラビア通信・情報技術大臣のアブドラ・スワハ閣下

LEAP22の基調講演で大臣は、サウジアラビアは技術系人材の地域的リーダーであり、テクノロジー分野では31万8000人以上の雇用があり、ICT労働力における女性の参加率は近年28%に急増していると指摘しました。また、サウジアラビアはクラウドテクノロジーへの投資額が最大級であり、Google、Alibaba、Oracle、SAPなどのハイパースケールの大手クラウドプロバイダ―が、同国のクラウドに25億米ドル以上の投資を行っています。サウジアラビアでは起業も盛んで、2021年のサウジアラビアにおけるベンチャーキャピタル投資は、2019年と2020年を合わせた合計額を上回っています。アラムコ・ベンチャーズ（Aramco Ventures）Prosperity7サウジアラムコ（Saudi Aramco）のベンチャーキャピタル部門であるアラムコ・ベンチャーズは、10億米ドルの多角的成長ファンドProsperity7を正式に立ち上げると発表しました。このファンドは、優れた起業家を支援し、変革的な企業を設立して世界の難問を解決することを目的としています。Prosperity7は、投資先企業がグローバルに事業を展開するために必要な資金と人脈を提供します。サウジアラムコの社長兼CEOであるアミン・ナセール（Amin Nasser）氏は、次のように述べています。「Prosperity7は、エネルギーのバリューチェーンを超えて、ヘルスケア、教育、ブロックチェーンなどの分野に目を向け、世界中のビッグアイデア、優秀な人材、ディスラプティブなテクノロジーを通じて、世界の最も差し迫った課題に対する実行可能な解決策を提供します。」サウジ電気通信会社（STC） MENA HUBとファーウェイ、技術製造の分野で提携サウジ電気通信会社（STC）は、サウジアラビアのデジタルハブとしての地位を高めるため、海底ケーブルやデータセンターなどのインフラに10億米ドルを投資する独立企業を設立する「MENA HUB」イニシアチブを発表しました。MENA（中東・北アフリカ）地域の中心に位置するという地理的条件を活かし、サウジアラビアの複数の地点をつなぐ新しい海底ケーブルを含むケーブルの管理および投資を継続的に行っていく予定です。同社はデータセンターを運営し、サウジアラビアおよび地域内の新しいデータセンター、その他のデジタルインフラへの投資を継続し、海外からの直接投資を誘致していく予定です。また、サウジアラビアのデジタル化計画を実現するため、コンテンツのローカライズやクラウドサービスの開発を行います。サウジ電気通信会社（STC）は、サウジアラビアのハイテク産業の能力を高め、テクノロジー・ハードウェアの現地サプライチェーンを構築し、サウジアラビア企業による新技術の採用を拡大するために、データセンター機器とハードウェアの製造施設をサウジアラビアに設立するファーウェイ・テクノロジー社との新たな戦略パートナーシップを発表しました。これは、ローカルコンテンツの増加を大きくサポートし、「サウジ・ビジョン2030」の目標達成に貢献するものです。NEOMテクノロジー&デジタル（NEOM TECH & DIGITAL COMPANY）のXVRSとM3LDNEOMテクノロジー&デジタル（NEOM Tech & Digital Company）は、バーチャルリアリティとフィジカルを融合させ、ユニークな没入型複合現実体験を実現する、世界初のデジタル・ツインメタバース・プラットフォーム「XVRS」の立ち上げ計画を発表しました。XVRSは1つのスケーラブルなプラットフォームで物理環境とデジタル環境の橋渡しをし、リアルタイム翻訳や人型ロボットアバターを提供する、開発中唯一のコグニティブ・メタバースです。これは、NEOMテクノロジー&デジタル（NEOM Tech & Digital Company）によるAIを活用した技術への10億米ドル投資の一部であり、ユーザーデータ管理を可能とするデータ管理プラットフォームM3LDもこれに含まれます。NEOMテクノロジー&デジタル（NEOM Tech & Digital Company）のCEOであるジョーセフ・ブラッドリー（Joseph Bradley）氏は、次のように述べています。「未来は、コグニティブ・メタシティ（メタバース空間）によって定義されるでしょう。それは、規模よりも体験に焦点を当てたビジョンです。XVRSは、人間のニーズを核とし、より多くの時間、空間、安全性を提供するように設計されています。一方、M3LDは、データの所有権をユーザーの手に戻し、データ経済への信頼を回復します。」J&T、eWTPアラビア・キャピタルとパートナー各社がリヤド市に MENA（中東・北アフリカ）地域本部を開設世界で最も急成長している物流企業の1つであるJ&Tエクスプレスグループ（J&T Express Group）は、eWTPアラビア・キャピタルとパートナー各社と共に20億米ドルを投資し、MENA（中東・北アフリカ）地域本部を開設するとともにリヤド市に物流・流通施設を設置し、現地の顧客とパートナーにより良いサービスを提供することを発表しました。この投資は、J&Tのお客様やビジネスパートナーに高度な技術主導型サービスを提供するために、世界クラスのソートセンター、自動倉庫システム、航空貨物ターミナル、eコマース産業パーク、その他の近代的な産業施設や関連インフラを提供することを含みます。サウジアラビア民間航空総局（GACA）総裁のAbdulaziz Al-Duailej閣下は、次のように述べています。「このパートナーシップによって確立される物流インフラと施設は、サウジアラビアにおける流通と貨物の成長を加速させるだけでなく、中東と北アフリカの中心という地理的条件を活かし、サウジアラビアを高度な物流サービスの主要拠点にすることでしょう。"J&Tエクスプレスグループ（J&T Express Group）の創業者兼会長であるジェット・リー（Jet Lee）氏は次のように述べています。「今後10年間で、eWTP アラビア・キャピタルやその他の戦略的パートナーとともに、サウジアラビアで最も進んだハードウェアとソフトウェアの設備に投資し、最も優れた専門チームを育成し、MENA（中東・北アフリカ）地域最大のインテリジェント・ロジスティクス・産業パークを建設し、地域市場全体にサービスを提供して、地域のテクノロジー主導型産業経済の包括的な発展を促進していきます。」ザ・ガレージ（The Garage）：スタートアップ地区キングアブドゥルアジズ科学技術都市（KACST）はスタートアップ地区、「ザ・ガレージ」を発表しました。この施設では、助成金、投資、マーケティング、トレーニングのサポート、フルサービスのワークスペースに加え、ハイテクラボ、人材、研究ネットワークへのアクセスなど、国内外のスタートアップ企業が未来の主要テクノロジー企業になるためのインセンティブが提供されます。「ザ・ガレージ」は、国内外の有望なスタートアップ企業の起業を支援することを目的としています。キングアブドゥルアジズ科学技術都市（KACST）の社長であり、リサーチ・開発・イノベーション権限の設立チームのリーダーであるMunir Eldesouki博士閣下は、次のように述べています。「ザ・ガレージは、現在のテクノロジー業界における大企業の謙虚な始まりにインスピレーションを受け、スタートアップ企業がアイデアを成長させ、次世代のグローバルな大手テクノロジー会社となるために必要なすべてを提供しています。この施設は、最先端の施設と多くの人材に近接した便利な場所にあり、理想のスタートアップ地区を形成しています。」デジタル協力機構（DCO）がスタートアップ・パスポートを開始すべての人のデジタル繁栄を実現するために設立された多国籍組織であるデジタル協力機構（Digital Cooperation Organization、以下「DCO」）は、本日、スタートアップ企業がより迅速、容易、かつ安価に国境を越えてビジネスを行うために、DCOスタートアップ・パスポートを立ち上げたことを発表しました。これは、5億人以上の人口を持つ潜在的に収益性の高い市場を開拓するものです。DCOの事務局長であるDeema Al-Yahya氏は、次のように述べています。「スタートアップ・パスポートは、起業家の行政的・経済的負担を軽減し、法人登記などの手続きを迅速化するものです。このパスポートを通じて、DCO加盟国の市場に参入することができるようになります。これは、すべての国の利益のためにデジタル経済を成長させるための努力を調整し、専門知識を共有するという我々の使命をさらに推進するものです。」スタートアップ・パスポートは、DCOに加盟する8カ国の市場において、迅速な参入とサポートを提供します。この取り組みは、まずサウジアラビアとナイジェリアで展開される予定です。LEAP22の期間中、DCOは、今後3年間で5万社の中小企業のオンライン販売を支援するイニシアチブ「Elevate50」も推奨します。ヨルダンのeコマースプラットフォームMakanEが支援するElevate50は、特に女性や若者が経営する企業を対象とし、5,000人の雇用を創出すると予測されています。初開催となるLEAPは、世界最大のテクノロジープラットフォームとして、イノベーション・エコシステム全体にスポットライトを当て、パイオニアやディスラプターと、ビジネスや政府のリーダー、起業家、投資家などをつなぎ、未来のテクノロジーを体験し学ぶ場となります。LEAPの詳細については、以下をご覧ください。https://www.onegiantleap.com/LEAPからの最新のお知らせは、以下ソーシャルメディアでご覧いただけます。Instagram：https://www.instagram.com/leapandinnovate/Twitter：https://twitter.com/LEAPandInnovateFacebook：https://www.facebook.com/LEAPandInnovateYouTube：https://www.youtube.com/channel/UCG8jQ9A7VuhhZXK8VCU9gaQLinkedIn：https://www.linkedin.com/company/leap-expo/Snapchat：https://www.snapchat.com/add/leapandinnovate ※以下、メディア関係者限定の特記情報です。個人のSNS等での情報公開はご遠慮ください。