Qではじまるオヤツって何だろ?
Android Pieの呼び名がやっと慣れたと思ったら次ですよ。先日、Android の最新バージョン10となるAndroid Qがリリースされました。ベータ版ですけどね。Pixelユーザーは、一足早くお試しすることができます。Pixelユーザーですという方、こちらからどうぞ。
ベータ版なのでバグは想定内、日常使いする端末ではお試ししないほうがいいでしょう。Pixelユーザーじゃないという方、本記事にてQの新機能をまとめました。
1:ダークモード! ただし切り替え不可
Android 9 Pieではダークモード半搭載(Display > Advanced > Device Themeで設定可能)という雰囲気でしたが、Qではさらに拡大します。ただ、Qではダークモードのオン・オフがなく、Android 9 Pieからの設定を引き継ぐ形となるので、更新する前にどのテーマにするか決めておくことが重要(抜け道はあり)。
2:通知スワイプ&ベルのアイコン
通知を右にスワイプするだけで消すことができます。左スワイプでは通知オプションが表示できるように。また、ベルのアイコンが追加されており、通知がたくさんある場合、このベルアイコンで新しいものをチェックできます。
3:豊富な通知オプション
通知を長押しすると、3つのオプション(ブロック、サイレント通知、通知を続ける)が表示されるように。サイレント通知は9 Pieにもあったものの、通知画面からの表示はできませんでした。
4:テーマ追加
アクセントカラーやフォント、アイコンの形などを選べる公式テーマが登場。
5:スクリーンショットにノッチや角が表示
端末のスクリーンの見た目そのものにより近づいたスクリーンショット。ノッチや端末の角丸も、スクリーンショットの画の一部として再現されます。本リリースでは、この表示がオン・オフできる可能性も。
6:環境設定がアクセスしやすく
アプリによっては(特にスマートホーム系)、設定画面に飛んでから確認しなおさないといけないものもあります。Qでは、設定画面に飛ばずとも、アプリ内ポップアップ表示で設定を変更、リクエストすることが可能。この一手間なくなるの、けっこうストレスフリーです。
7:QRコードでWiFi共有
「Wi-Fiある? パスワード教えて」の流れから、家に遊びにきた友人に長いアルファベット&数字の羅列を教えるのは面倒くさい作業の1つ。Qではこの作業をQRコードでできるように。設定の「Network & Internet > Wi-Fi」から、自分のネットワークを見つけShareしてQRコード表示。友人はこれをカメラアプリでスキャンするだけ、楽チン!
8:ロック画面でも再生ウィンドウ
かゆいところに手が届くというアップグレードを多く感じるAndroid Q。Pixelの「Always On」ディスプレイなら、ロック画面でも再生中の音楽が表示されます。
9:デスクトップモード
設定の「System > Advanced > Developer Options」からデスクトップモードが可能。試すには外部ディスプレイが必要。
10:プライバシー設定
位置情報を使うアプリでは、「常に、アプリ使用中、拒否」と選べるように。写真、動画、オーディオへのアクセスも個別設定が可能。バックグラウンドで使用していたアプリにいきなり飛ぶこともなくなります(通知で表示されるようになる)。
11:曲がるスクリーンに対応
折りたたみスマホ元年の今年、「イノベーション体験&使用ケース」に対応するためQはがんばります。折りたたみスマホ購入予定のみなさん、お楽しみに!
12:共有メーニュー改善
便利だけど使いにくかったAndroidの共有メニューもアップデートされます。何をシェアするのかが共有シートの上部で確認しやすくなります。アプリデベロッパーが、共有ショートカットを事前に入れ込んでおけるのも◯。
13:画像エフェクト
最近のスマホでは、カメラで撮影した奥行きデータから、フォーカスとボケを使ってさまざまなエフェクトをかけることができます。Qではより多くのデータにリクエストできるようになり、エフェクトの幅が広がります。
14:公式画面レコーダー
設定の「System > Advanced > Developer Options > Feature Flags」から、「settings_screenrecord_long_press」をオンにしておくことで、「電源ボタン長押し+スクリーンショット長押し」で画面レコーディングできます。
15:その他あれこれ
ホーム画面からアイテムを削除してしまった場合に、そのアクションを1つ戻せます。そのほかにも緊急連絡先を設定、デフォルトで表示するアプリを選べるなどなど。