Xiaomiが提供しているファームウェア『MIUI』の最新バージョンは『12.5』です。MIUI12.5ではMIUI 12からCPU使用率を22%削減して15%の低消費電力化を実現。スペックが低いスマートフォンでも快適に動作するように軽量化が行われました。
Xiaomiより
そしてMIUI 12.5をさらに改良したのが、中国・海外の一部端末に先行配信されていた『MIUI 12.5 Enhanced』。日本モデルにはアップデートが行われていなかったので、個人的にはまだかまだかと心待ちにしていました。
Xiaomiより
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そしてついに日本モデルにもMIUI 12.5 Enhancedが到着!はじめて投入されたのは同社にとって日本初のハイエンドモデル『Xiaomi 11T Pro』。11月27日時点で兄弟モデルとなる『Xiaomi 11T』には未配信。つまり日本でMIUI 12.5 Enhancedを利用出来る端末は現状でXiaomi 11T Proのみです。
MIUI 12.5 Enhancedはコアワークレベルからアプリケーションに至るまでのあらゆる面を下記の通り最適化しています。
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ROM(ストレージ)の最適化効率を最大60%引き上げ、データの断片化を50%程度に制御。数ヶ月使用した後も高いパフォーマンスを維持。
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独自開発したメカニズムがRAM(メモリ)管理を微細化する事で使用効率が最大64%向上。重要ではないタスクを閉じて使用量の合理化を図ります。
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使用環境に合わせてシステムリソースを動的に割り当て、プロセスに優先順位をつける事でバックグラウンドで動作するアプリの影響を最小限に制御。それによりCPU使用率が最大-15%削減され、省電力化による長時間駆動を実現。
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MIUI 12.5 Enhancedへのアップデートは恐らく長期的に利用する事で恩恵を大きく受けられる内容のものですが、試しにXiaomi 11T ProでAntutuのスコアを再計測してみました。
Xiaomi 11T Pro(MIUI 12.5)のAnTuTu benchmarkスコア
Xiaomi 11T Pro(MIUI 12.5 Enhanced)のAnTuTu benchmarkスコア
ご覧の通り、CPUのスコアが8千程度上昇しています。すでにMIUI 12から性能アップが行われているMIUI 12.5からのアップデートなので、十分な結果と言えるでしょう。
海外の有力メディアXiAOMIUIによると、現在MIUI 12で更新が止まっているRedmi 9Tは、MIUI 12.5 Enhancedから更に軽量化が進む『MIUI 13(Android 12)』へのアップデートに対応予定。
同モデルの場合はMIUI 12.5、MIUI 12.5 Enhancedを飛ばししていきなりMIUI 13が提供されるのかもしれません。ファームウェア改良の影響をもっとも受けやすいエントリーモデル。アップデート後に受けられる体感差が凄そうです!
記事に書かれている内容
Xiaomi 11T Proの主な仕様
Xiaomi 11T Pro | |
---|---|
Soc | Snapdragon 888(5nm) |
容量 | 8GB/128GB |
電池 | 5,000mAh(最大120W急速充電) |
重量 | 204g |
画面 | |
カメラ | メインカメラ 超広角カメラ マクロカメラ フロントカメラ |
NFC | 対応 |
センサー | 近接センサー、周囲光センサー、加速度計、ジャイロスコープ|、電子コンパス、リニアモーター、IRブラスター、バロメーター、色温度センサー |
オーディオ | デュアルスピーカー(Harman Kardon監修、Dolby Atmos対応) |
SIM | nano SIM×2スロット |
OS | MIUI 12.5、android 11 |
Xiaomi 11T Proにお勧めなSIM
OCN モバイル ONE、IIJmio、ahamo
ワイモバイル、LINEMO
BIGLOBEモバイル、UQモバイル
楽天モバイル
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